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週刊 日本の100人 第55号 大友宗麟

2019-09-04 05:23:13 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 大友宗麟

シリーズ第55号は大友宗麟です。



「評価が分かれる人」にはいろいろいます。

このコーナーでも、山本五十六や井伊直弼で「業績は評価が分かれる」と書いた記憶があります。ただ、二人とも、人物としてはしっかりとした人です。

しかし、この大友宗麟は、業績はもとより、人間性でも評価が分かれる人です。

一般に、歴史上の人物の評価は、次の代の人に酷評されるのが常です。
宗麟のように、キリスト教に改宗した人ですから、仏教徒から酷評されたことでしょう。

実際、奥さんであるイザベルからの仕打ちは、宗麟の精神に異常をきたしたほどといわれています。
なぜなら、イザベラは、八幡奈多宮の大宮司の娘。
キリスト教嫌いは半端ではありません。

昨日紹介した、「戸次氏年表」に詳しく書かれています。

http://www1.bbiq.jp/hukobekki/ootomosourin/sourin.html

「武将としての器量を疑わせる判断や行状ばかり伝わる。」

「何時しか宗麟は歌舞酒興風流に慰み、京堺より四座の猿楽大夫、俳諧など呼び、好色で国中より美女を集め、いかなる野人の娘でも色よければ御前に召出し、財宝与え浪費し、夜昼閨中(寝屋)で過ごした。」

耳川合戦では、本誌で「2万ともいわれる兵士をいたずらに失っただけで退却を余儀なくされた。」と書かれています。

かえって興味がわきます。


本誌の目次です。

特集 大友宗麟
 己の弱き判断を棄て、デウスの賢慮に服従す

ライフ&タイム
 神の国建設を目指したキリシタン大名の57年
  波乱含みの戦国デビュー/巡り合った心の支え
  西国の雄と繰り広げた死闘/十字を切って決戦に挑む
  ひとり昇る天国への階段

ヒューマンエピソード
 煩悩と信仰のはざまで揺れ動く永遠の求道者

クローズアップ
 宗麟の関与はなかった? 天正遣欧使節の真相

人物スクランブル
 大友宗麟 人物相関図
  立花道雪/バリニャーノ/嶋井宗室/龍造寺隆信

後世への遺産
 海のかなたへ目を向けた 開明君主の夢の跡

評伝アラカルト
 大友宗麟考
  ルイス・フロイス/平松守彦/遠藤周作
  海音寺潮五郎/徳富蘇峰/イザベル

ビジュアル人物事典
 平 忠盛/平 時子/平 知盛/平 教経
 平 将門/平 正盛/平 宗盛/高倉天皇

日本の100人ミュージアム

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