あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

岩倉南小学校 研究発表会

2012-10-18 06:38:34 | 教育関連情報
岩倉南小学校 研究発表会

 10月16日(火)に、丹葉地方教育事務協議会・岩倉市教育委員会委嘱 岩倉市立岩倉南小学校の研究発表会に参加しました。

 テーマは、つなぎ合う喜びを感じる南っ子 
       ~「かかわり合い」「学び合い」による
           仲間づくり、授業づくり~



 
 この表紙は最高ですね。
 研究紀要で、これだけの表紙はまず見ることはできません。

 
 
 Q-Uによる集団づくりと、佐藤学先生の「学びの共同体」をミックスした理論により、研究主題「つなぎ合う喜びを感じる南っ子」にマッチした授業を見ることができました。





 パネルディスカッションでも出てきましたが、男女の仲がよく、気になる子が目立たないと感じました。



 発言にあった「Q-U(プロット図)の左下の子は目立つが、右下の子(非承認群)は見落としやすい。その子たちを意図的に指名しながら授業を組み立てたら、意見に広がりが見られるようになった。」はまさにその通りで、Q-Uを授業づくりに生かした好例と言えるでしょう。



 話し合いのルールでは、当初は戸惑いもあったそうです。
1 静かな声で話します。
2 みんなが話し合いに参加します。
3 話している人を、見て聞きます。
4 友だちの考えを認めた上で、自分の考えを話します。
5 資料から分かることをもとに話し合います。

 それまで、元気よく大きな声で発言することをよしとしてきた教師には、青天の霹靂だったと記されています。

 そうした価値観の違いを乗り超えて、職員集団が一つになったことが、昨日の最大の成果だったと思います。



 聴く指導は話す指導よりも難しい。
 テクニックではなく、心が伴わないといけないからです。

 「聴くことは思いやり」

 聴く指導では、集団づくりは欠かせないのです。

 研究の目的が明確で、方向性がしっかりとしたすばらしい発表会でした。
 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。