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世界を見る目が変わる50の事実-24-

2010-10-15 05:58:17 | 社会科こぼれ話
国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットにちなみ、ジェシカ ウィリアムズの評判の書 『世界を見る目が変わる50の事実』(草思社)の内容を社楽的に読むシリーズ。



第24回は、世界の違法ドラッグの市場規模は4000億ドル。製薬市場とほぼ同じ

日本で「違法ドラッグ」といえば、麻薬または向精神薬に指定されていないが、それらと類似の有害性が疑われる物質で、人に乱用させることを目的として販売等がされるもの。

いわゆる、麻薬を含みませんが、ジェシカ ウィリアムズが言っている違法ドラッグとは麻薬も含みます。

あまり知られてはいませんが、国連には麻薬を取り締まる組織があります。

国際麻薬統制委員会(International Narcotics Control Board、略称:INCB)です。

薬物関連国際条約の実施を目的とした準司法性と独立性を有する統制機関です。

外務省のHPを見ると、昨年3月11日から20日まで、ウィーン国際センターにおいて、第52会期国連麻薬委員会が開催されたのが、最も最近のようです。

そこには、40条にわたる、次の政治宣言がなされました。

第52会期麻薬委員会ハイレベル・セグメントにおいて採択された政治宣言


国連麻薬犯罪問題事務局(UNODC)によると、「ヘロイン、コカインなど、伝統的な麻薬の消費は減っているのものの、人工合成された新種の麻薬の消費が急速に伸びている。統計では、世界でアンフェタミン類の合成麻薬を吸う人は3000万から4000万人に達し、増える一途をたどっている」とのことです。

麻薬撲滅は、世界が共同して立ち向かわないと出来ないのです。


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