白坂慎太郎先生の哲学入門
第72回、林 羅山です。
ここから https://www.youtube.com/watch?v=VqP_shbpnQE
江戸時代には仏教に代わり、儒教が広まりました。
儒学は、朱子学を中心として、日本陽明学を経て古学を生みました。
この儒学は、封建時代を支えた道徳観として、批判もされますが、近代日本社会の在り方を考えるのに欠かせない思想です。
今日は、林羅山です。
まず、朱子学の説明を見てみましょう。
イメージとしては、バラモン教、老子の思想です。
バラモン教は、ブラフマンとアートマンの一致を修行によってめざす宗教です。
老子は、「タオ」すなわち「道」の原則に従いましょうというものです。
ブラフマンやタオが、朱子学でいう「理」です。
人には欲望などがあるアートマンがあるが、ブラフマンの要素もある。
欲望などを取り除き、ブラフマンに従えというのが、朱子学でいう「理」に従えということです。
「理」は宇宙の原理・原則にしたがい、真理に至る、格物致知に至れと説いたのです。
林羅山は、朱子学を自分流に解釈します。
江戸幕府の秩序に合わせたのかもしれません。
身分制度の根拠</strong>をつくります。
これは朱子学にはない発想です。
林羅山は
このあたりは朱子学でも言っています。
さらに
ここは林羅山の解釈です。
林羅山は、朱子学を、幕藩体制に都合のよいよいに曲解し、普及をめざしたのでした。
当然、批判をする人もいます。
次回見ていきましょう。
第72回、林 羅山です。
ここから https://www.youtube.com/watch?v=VqP_shbpnQE
江戸時代には仏教に代わり、儒教が広まりました。
儒学は、朱子学を中心として、日本陽明学を経て古学を生みました。
この儒学は、封建時代を支えた道徳観として、批判もされますが、近代日本社会の在り方を考えるのに欠かせない思想です。
今日は、林羅山です。
まず、朱子学の説明を見てみましょう。
イメージとしては、バラモン教、老子の思想です。
バラモン教は、ブラフマンとアートマンの一致を修行によってめざす宗教です。
老子は、「タオ」すなわち「道」の原則に従いましょうというものです。
ブラフマンやタオが、朱子学でいう「理」です。
人には欲望などがあるアートマンがあるが、ブラフマンの要素もある。
欲望などを取り除き、ブラフマンに従えというのが、朱子学でいう「理」に従えということです。
「理」は宇宙の原理・原則にしたがい、真理に至る、格物致知に至れと説いたのです。
林羅山は、朱子学を自分流に解釈します。
江戸幕府の秩序に合わせたのかもしれません。
身分制度の根拠</strong>をつくります。
これは朱子学にはない発想です。
林羅山は
このあたりは朱子学でも言っています。
さらに
ここは林羅山の解釈です。
林羅山は、朱子学を、幕藩体制に都合のよいよいに曲解し、普及をめざしたのでした。
当然、批判をする人もいます。
次回見ていきましょう。