あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

『歴代天皇のカルテ』篠田 達明

2012-03-01 06:16:06 | 歴史関連情報
『歴代天皇のカルテ』篠田 達明 新潮選書を紹介します。



心身障害児医療を専門とし、医師として愛知県心身症害者コロニー中央病院に勤務されました。
 45歳の時に「にわか産婆・漱石」で歴史文学賞受賞。
 以後、歴史小説、医事小説、エッセイなどを執筆されました。
 現在愛知県心身障害者コロニー名誉総長。直木賞候補にも5回なっています。

 医師の視点から、同じ新潮新書で『徳川将軍家十五代のカルテ』『モナ・リザは高脂血症だった-肖像画29枚のカルテ 』を出しています。

 さて、『歴代天皇のカルテ』,これが面白いのです。遺骨や文献資料などから医師の目で歴代天皇の健康状態を分析していきます。
 巻末には、全員の生母、皇后や中宮の数、官妃や官女の数、子どもの数、健康状態・病歴、死因、崩年、備考が書かれています。特に健康状態の記述が読み応えがあります。


ネット上の商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)
 自閉症を疑わせる第11代垂仁帝の皇子、虚弱体質への劣等感から東大寺大仏を建立した第45代聖武帝、菅原道真の怨霊を恐れ神経症となった第60代醍醐帝、今様の歌いすぎで慢性喉頭炎を患った第77代後白河帝、徳川幕府との確執より痔疾に悩まされた第108代後水尾帝…。古代から今上天皇まで125代、その血脈はいかにして受け継がれてきたのか。病歴、死因はもちろん、后妃の数、あるいは精神医学までも徹底的に診断する。

内容(「MARC」データベースより)
 痔疾、脚気、おこり、緑内障、あるいは精神医学まで。「病い」の観点から万世一系を解く! 古代から今上天皇まで125代、その血脈はいかにして受け継がれてきたか。病歴・死因はもちろん、后妃の数までも徹底的に診断する。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。