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5月31日の社説は・・・

2014-05-31 05:15:24 | 社説を読む
拉致問題と維新の分裂を昨日取り上げなかったところは今日載せるでしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 憲法と国民―決定権は私たちにある
・ 防潮堤の建設―住民まじえて丁寧に
 
読売新聞
・ 拉致再調査 北朝鮮は誠実に約束を果たせ(2014年05月31日)
・ 内閣人事局発足 官僚機構を活性化できるか(2014年05月31日)
 
毎日新聞
・ 拉致再調査 機会を最大限いかせ NEW (2014年05月31日)
・ 組み体操の事故 高さを競うのは危険だ NEW (2014年05月31日)

日本経済新聞
・ 企業は資本の有効利用で市場評価向上を
・ 大統領選後のエジプトの課題

産経新聞
・ 維新の会分裂 改憲路線の維持期待する
・ ブノワ賞の快挙 若者こそ「世界」をめざせ 
 
中日新聞
・ 残業代ゼロ案 アリの一穴が狙いでは
・ エジプト大統領 民衆をよくおそれよ
 
※ 毎日が組み体操を取り上げました。
 社説に取り上げられるのは、近年では初めてです。 

「全国各地の学校で運動会や体育祭のシーズンを迎えている。数ある種目の中でも大勢の子どもたちが協力して作り上げる組み体操は見栄えがすることもあって保護者らの人気は高い。達成感や連帯感、一体感を育むのに役立つとして教育的な意義を強調する学校関係者も多い。」

 確かに、小学校でも高学年の出し物の定番です。

「だが、最近ある数字が明らかになり、インターネット上で組み体操の是非を巡って活発な議論が交わされている。学校管理下の事故に詳しい名古屋大大学院の内田良・准教授(教育社会学)によると小学校で2012年度に発生した負傷事故のうち組み体操は約6500件で、跳び箱(約1万5000件)、バスケットボール(約1万1000件)に次いで3番目に多いことが分かった。」

 ここです。

 【緊急提言】組体操は,やめたほうがよい。子どものためにも,そして先生のためにも。<組体操事故の実態>
  http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20140519-00035451/

「過去には「人間ピラミッド」と呼ばれる組み体操の下敷きになった小学生が死亡している。約20年前、福岡の県立高校生が全身まひになった事故の裁判で判決は「人間ピラミッドは一概に安全なスポーツとは断じ難い」と危険性を指摘し、県に賠償を命じた。こうした事故情報が全国で共有されているのだろうか。」

 共有されてはいないでしょう。

「4年前、兵庫県内の中学が高さ7メートルに達する10段のピラミッドを完成させたことが報道され、話題になった。その様子が公開されたネットの動画サイトには多くのアクセスがあった。2年前には別の中学が10段を完成させている。菊陽中は一昨年までは7段だったが、昨年から10段に増やしていたという。」

伊丹市天王寺川中学校 2013,9,28, 10段ピラミッドの動画です。
 http://www.youtube.com/watch?v=mDw17HCwiqE
  学校の伝統になっており、2011年には11段を失敗しています。

「子どもたちの発達段階や個人の能力に応じて段階的な指導を行うべきにもかかわらず、100人以上を動員して高さを競い合う傾向が強まっているとしたら心配だ。」

「さまざまなリスクを指摘した内田氏の提言に対し「けがを恐れていたら何もできない」と反発や批判も多く寄せられている。だが、人間ピラミッドは土台が安定せずバランスを崩した時につかめるものがないことから目をそらしてはいけない。」

 確かにそうです。高さを競うのはナンセンスですし、しっかりと準備をすれば、協力の大切さを身をもって体験できる貴重な場です。
 何と言っても、ピラミッドは全員が構成員ですから・・・。

 賛否はともかく、この社説をきっかけに議論することはよいことです。

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