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11月3日の社説は・・・

2017-11-03 05:36:42 | 社説を読む
今日は文化の日。

朝日新聞
・ 補正予算 また「抜け道」なのか
・ 名著ふたたび 混迷の時代だからこそ

読売新聞
・ 世界の記憶 「慰安婦」の政治利用を止めよ(2017年11月03日)
・ 座間9遺体発見 異常犯罪が映すSNSの危険(2017年11月03日)

毎日新聞
・ 日本版GPS本格運用へ 新産業を導くインフラに
・ 文化の日の改称運動 復古主義と重なる危うさ

日本経済新聞
・ 患者本位の効率医療に役立つ診療報酬に
・ 地銀は収益構造の転換を急げ

産経新聞
・ トランプ氏の来日 今こそ同盟の真価発揮を
・ 第4次安倍内閣 緊張感保ち国難にあたれ

中日新聞
・ 平和主義は壊せない 憲法公布71年

※ 文化の日がらみは毎日が取り上げました。

「きょうは文化の日。現行憲法が71年前に公布された日でもある。

 戦前の11月3日は「明治節」と呼ばれる祝日だった。明治天皇の誕生日に由来する。

 戦後に名称が変わったのは、新憲法制定時の首相、吉田茂がこの日を公布日に選んだためだ。公布から半年後の5月3日が自動的に憲法の施行日になり、両日はともに憲法を母体とする祝日になった。

 ところが、数年前から11月3日を「明治の日」に改称させるための政治活動が目立ち始めた。2011年に結成された明治の日推進協議会には、右派団体「日本会議」系の人びとが数多く名を連ねている。」

「なぜ彼らはこれほどまで明治の日の制定にこだわるのか。

 推進協議会は、祝日法が文化の日の意義として示している「自由・平和・文化」について「特定の一日とあえて結びつける必要があるのか」と疑問を投げかけている。

 ただ、それ以上に活動を支えるのは現行憲法に対する拒絶感だ。すなわち憲法は占領軍による「押しつけ」だから、憲法と密接な文化の日も葬り去りたいのではないか。

 憲法改正による戦後レジームからの脱却を訴えてきた安倍首相らの考え方と根っこは同じであろう。明治時代への漠としたノスタルジーや戦前回帰の感覚がそこに連なる。」

 「自由・平和・文化」について「特定の一日とあえて結びつける必要があるのか」と疑問を投げかけているとありますが、象徴的な日として憲法の公布に結びつけたのです。

 「明治の日」は、それ以上に根拠はありません。

中日「平和主義は壊せない 憲法公布71年」です。

「前文に「平和」の星々が

 <日本国民は、恒久の平和を念願し…><平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して…><われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう…><平和のうちに生存する権利を有する>

 かつ前文は民主主義や国民主権、平和主義を「子孫のために」や「恒久の」「永遠に」などの言葉を尽くし、将来にわたり保障されることを誓う。人類普遍の原理に基づくから、「これに反する一切の憲法(中略)を排除する」とも明確に述べている。

 だから、この原理に反する憲法改正論は当然、許されない。平和主義もまた、それを打ち壊してはならないと考える。」 

ここが疑問です。
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して成り立っているのです。
すなわち、世界中から軍隊がなくなった時に成り立つ憲法なのです。

しかしそうでない現実の中では・・・

前提が崩れているのです。

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