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2月22日の社説は・・・

2018-02-22 05:35:26 | 社説を読む
今日もテーマは分かれそうです。

朝日新聞
・ 憲法70年 教育は政権の道具か
・ 米軍機トラブル 主権国家としての使命

読売新聞
・ 裁量労働制調査 柔軟な働き方を冷静に論じよ(2018年02月22日)
・ 象牙の違法取引 日本市場の抜け穴を塞ぎたい(2018年02月22日)

毎日新聞
・ 成年後見の「欠格条項」 社会参加へ矛盾の解消を
・ 俳人の金子兜太さん死去 命の尊さ詠み続けた生涯

日本経済新聞
・ 中国の「一帯一路」に是々非々で対応せよ
・ ドイツ政局は混迷脱せるか

産経新聞
・ 裁量労働制 実施延期で議論を深めよ
・ 米国の輸入制限 やはり「孤立」を選ぶのか

中日新聞
・ 金子兜太氏死去 平和の俳句たたえつつ
・ 裁量労働制 疑問は一層深まった

※ 金子兜太さんを2社が取り上げました。

毎日です。
「社会的な題材を取り入れ、俳句の革新運動をリードした金子兜太さんが亡くなった。金子さんには、創作の原点となった体験がある。

 東京帝国大を卒業後に入った日本銀行を辞め、志願して赴いたミクロネシアのトラック島で、仲間の死を目の当たりにした。「豊かになるなら戦争も悪いことだけじゃない」と血気盛んだった自分が嫌になった。

 戦争の罪滅ぼしがしたい。俳句への思いさえ失いかけたが、捕虜生活の中でも句は次々に浮かんできたと金子さんは述懐している。

 <水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る>

 引き揚げの艦上から万感の思いを込めて詠んだ代表句である。だが、地元民に建設を託した墓碑は心の中の風景だった。彼らの食料を奪った日本人は恨まれてもいたのだ。」

Wikipediaには次の句が紹介されています。

曼珠沙華どれも腹出し秩父の子(『少年』、1955年)
水脈(みお)の果(はて)炎天の墓碑を置きて去る(『少年』、1955年)
銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく(『金子兜太句集』、1961年)
彎曲し火傷(かしょう)し爆心地のマラソン(『金子兜太句集』、1961年)
人体冷えて東北白い花盛り(『蜿蜿』、1968年)
霧の村石を投(ほう)らば父母散らん(『蜿蜿』、1968年)
暗黒や関東平野に火事一つ(『暗緑地誌』、1971年)
梅咲いて庭中に青鮫が来ている(『遊牧集』、1981年)
おおかみに蛍が一つ付いていた(『東国抄』、2001年)
夏の山国母いてわれを与太という(『東国抄』、2001年)




日経です。
「昨年秋の総選挙後、5カ月にわたって次の政権の姿が決まらない状態に終止符を打てるか、ドイツの政局が重大な岐路を迎えた。

 ドイツの第2党で中道左派の社会民主党(SPD)は20日、メルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立継続の是非を問う党員投票を開始した。

 否決されれば連立合意は白紙に戻り、先が見通せなくなる。メルケル首相の続投も不透明になるなど混迷が深まりそうだ。

 欧州最強の政治経済大国ドイツの混乱は世界経済に影響を及ぼしかねず、注視する必要がある。」

最近、ニュースに出てこないドイツ。
政治が泊まっているのです。


読売です。
「野党が裁量労働制に「定額働かせ放題」とレッテルを貼り、批判するのは一面的に過ぎる。

 経営側による制度の悪用を指摘する声もある。制度の趣旨を踏まえた適切な運用や健康確保のあり方について、国会で議論を深めることが大切だ。

 関連法案には、時間外労働の上限規制や、「同一労働同一賃金」の推進を盛り込む方針で、生活の多様化に合わせて柔軟な働き方につなげる狙いがある。

 野党が極論に終始し、本質的な議論が少なかった安全保障法制の二の舞いにしてはならない。」

その通り。
時間外労働の上限規制や、「同一労働同一賃金」を議論してほしい!

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