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3月13日は新聞休刊日

2023-03-13 05:30:33 | 社説を読む
今日は新聞休刊日。
昨日の一部のコラムを紹介しましょう。
 
・ 南米コロンビアの風光明媚な港湾都市、カルタへナは…
 
南米コロンビアの風光明媚(めいび)な港湾都市、カルタへナは要塞(ようさい)群などが世界遺産に登録されている。スペインの植民地時代に繁栄したが、カリブの海賊たちの脅威にさらされた。このため、都市を守る城壁が築かれた
 
▲その都市の名を冠した「カルタへナ法」違反を巡る摘発である。赤色に発光するよう遺伝子を改変したメダカを未承認で飼育、販売したとして男性5人が警視庁に逮捕された。同法違反による逮捕は全国で初。発光メダカはもともと、東京工業大学で研究用に保管されていたものが流出したという
 
▲遺伝子組み換えが生物多様性に悪影響を及ぼすことを未然に防ごうと、カルタへナで開かれた国際会議をスタートとして議定書が結ばれた。その運用のため法律が整備されている。発光メダカは1匹5万円もの高値で売買されていた。しかも捜査を察知して用水路に廃棄したという。本当に生態系に影響を与えなかったかと心配になる
 
▲東工大の管理の甘さも浮き彫りになった。文部科学省は今回の問題で同大を厳重注意した。遺伝子組み換えの研究対象はむろん「光る生物」だけではなく、微生物など多岐にわたる。他の研究機関も管理について、再点検が求められよう
 
▲平安時代の「枕草子」は、ホタルの光を「をかし」と評している。生き物の発する光は人の心を引きつける
 
▲ただし、その神秘さはあくまで、自然に発せられる光ゆえだろう。生物の多様性と自然環境を守るため、決しておろそかにはできぬカルタヘナの城壁だ。
 
・ 時々お昼を食べる店で、長らくテーブルに置いてあったアクリル板が撤去されていた。よく見ると入り口の検温装置もなくなっている。「コロナ後」の新様式がじわりと浸透しているようだ。仕切りがないと食事中に不安になるかとも思ったが、存外気にならなかった。

▼あすからマスクも自由化だ。さて、外すならどの場面か。そんな思案をしていたところに子供の小学校の卒業式案内が届き、おやっと思った。児童はマスクなし、担任も...

 
・ 小紙をはじめ、きのうの各紙朝刊(東京版)に載った一文に、目が留まった方は多いかもしれない。「今日の新聞は、万一の時のために取っておいてください」。災害時に役立つ新聞紙の使い方を、イラスト入りで紹介した日本財団の広告である

 ▼丸めて服の中に入れれば防寒の用をなし、巻いて棒状にすれば骨折時の添え木、折れば食器にもなる、と。東日本大震災の発生から間もない頃、春浅い東北地方は真冬並みに冷え込んだ。毛布が行き渡らぬ避難所で、寒烈に耐えた被災者の横顔はいまなお忘れ難い 

 ▼新聞紙1枚の厚さは0・08ミリという。丸められ巻かれ折られ捨てられる。薄紙の悲しいさだめだが、デジタル媒体にない手触りと厚みは、新聞人にとって折れることのない矜持(きょうじ)のありかでもある。『産経抄』を35年にわたり執筆した石井英夫さんの昔話を思い出す

 
・ サクラの開花が早いと聞き、近くの公園に偵察に行く。なるほど、ソメイヨシノのつぼみがだいぶふくらんでいる。もうすぐですと言っている緑色のつぼみを見れば、こちらの心もうきたってくる
 
▼<待ち来つる八上のさくら咲きにけり荒くおろすな三栖の山風>はもちろん西行法師。八上は熊野路の王子(神社)の一つ。咲いていたサクラがよほど美しかったか。山から吹く風に花を散らさぬよう、あまり強く吹かないでと願っている
 
▼サクラの開花とは別に、明日十三日もやはり、待ちに待った日だろう。新型コロナウイルス感染対策のマスクのルールがこの日から変わり、マスク着用は個人の判断に任せられる
 
▼混雑した電車やバスの中などでは引き続き、着用が推奨されるとはいえ、大幅な緩和となる。三年に及ぶマスク生活。マスクを求め、ドラッグストアを走り回ったことや真夏のマスクに閉口した日が少々懐かしくもある
 
▼手に入らぬと小欄でこぼしたところ親切な読者から当時は貴重な品を送っていただいたことを思い出す。実質的な解禁に息苦しかったマスクが長く親しんだ友のようにも思えるから不思議である
 
▼もっとも油断はできまい。個人の判断とはいえ、かたくなに着用しないとい...
 
※ 全文を紹介できたのは毎日のみです。
 
他は、有料読者のみが続きを読むことができる形です。
 
これも時代ですね・・・。

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