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医師数国際比較

2014-03-31 06:00:03 | 社会科こぼれ話
 最近、新聞でよく見るのが医師の不足。

 小児科や産婦人科では深刻そうですが、人口1,000人当たり医師数の国際比較(2004年)は次の通りです。

 http://www.med.or.jp/etc/iken/nanmin/iken3.pdf

 資料の中では日本は下から4番目、1,000人あたり2.0人です。
 多い方からは、ギリシャ、イタリア、ベルギーという順でした。

 日本は医師数を増やそうとしています。


 この資料では、1,000人あたり2.2人、統計上24位です。平均は3.1人なので、若干増えたとはいえ、まだまだ少ないのです。
 多い方は、ギリシア、オーストリア、ノルウエーの順でした。
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000u8kz-att/2r9852000000u8s8.pdf より

 別の統計資料では、多い方からイタリア、キューバ、モナコ、ロシアという順でした。
 この資料では、イタリアの医師1人が見る患者数は162人、逆に最も医師の少ないリベリアでは、1人の医師が116,667人を看ています。何と720倍の格差。この数字をどう見るのか。

 もっとも、イタリアは、公的な診療機関は無料ですが、診察のみで治療はしないのです。治療を受けたい時には、別に有料の医師にかかるのです。だから医師の数が多いのかもしれません。

 ところがです。日本は、先進国中、国民1人あたりの診療回数は14.1で世界一なのです。医師は少なく、診療が多いのだから、日本の医師は忙しいはずです。

 ここからは聞いた話です。

☆ ヨーロッパでは、インフルエンザぐらいでは医者にかからない。(費用も高額?)

☆ スイスの会社が製造したあのタミフルも、その4分の3以上を日本が買っていた。

 こう考えると、医者のかかり方も考えなければいけませんね。


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