日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

「銀杏50周年演奏会」終わりましたー♪ 演奏編

2010-10-11 22:38:45 | Weblog


昨日の朝、ワガママを言って8時すぎにカギを開けていただき、伴奏の朝練をしました。
しーんとした「蔵楽」。。。。
お客様が入っていないので、残響がとても気になりましたが、
しばらく弾いていると耳が慣れてきて、ペダルや指の加減ができるようになりました。
この感じを覚えておけば、本番は人が音を吸ってくれるので大丈夫です。



本番、私は1・2ステージで伴奏をしました。

1ステ…田三郎の「確かなものを」
この曲集は、細い糸のような繊細な緊張感が全曲を通して途切れることがありません。
緊張して手足がふるえるのはいつものことですが、途中でだんだん頭が真っ白になってきました。

この曲を選んだのは、合唱団の創設メンバーで、誰よりも練習熱心な団員さんでした。
「田三郎の曲はブレスを続けるのがとても苦しいけど、4小節つないで歌えるように練習するんだ」と
おっしゃって、難しいけどいい曲だというお話を伺ったのがつい最近のような気がしますが、
残念ながらその方が演奏会で歌うことはかないませんでした。

本番、私は緊張で意識がなくなってしまいそうになる度に、その方のことを思い出して、
自分の弱さや感情に負けるのではなくて、合唱を愛していたその方が聴いていても
恥ずかしくない演奏にするために、心をこめることに専念して弾きました。
そっと隣にいて、はげましてもらっているような気持ちになりました。


2ステ…「戻ってきた歌」より
こちらは1ステのような張りつめた気持ちにはならなかったのですが、
なにしろ青島広志の編曲です。
リズムや音が難しかったり、団員はとても苦労して練習をしました。
いつどんなハプニングが起こるのか予想できないというドキドキはありましたが、
やはり本番に強い銀杏メンバーは事故を起こすことも無くバラエティーに富んだ4曲を歌いあげてくれました!!

指揮の先生は、練習回数が少なかったのに毎回とても丁寧に根気強くご指導して下さいました。
最後まで私たちを見捨てずに練習にお付き合いいただき、ありがとうございました。

「小鹿のバンビ」に合わせて小鹿ネックレスを用意していったのに、カバンに入れたまま忘れていて、
気がついた時にはもう休憩時間になっていました。。。残念。



3ステ…「思い出のステージ」
50年の歴史を振り返るコーナーで、歴代の指揮者の先生方に2曲ずつご参加いただきました。
やはり1曲目の「神ともにいまして」で、団を支えてきて下さったもう一人の創設メンバーの方を思い出しました。
指揮の先生は、曲がはじまる前に、胸の前に手を置かれました。
きっとみんなが同じ気持ちで演奏していたんだろうなと思いました。

しっとりした曲から猛スピードで駆け抜ける曲まで、色々ありましたが
とにかく気合が入っていて、必死でうたったような気がします。



最後はアンコールで、最近ではすっかり銀杏のテーマソングになった「歌よありがとう」をうたいました。
しかし、ありがたいことに拍手が鳴りやまず。。。。
舞台袖にはけた後「もう歌う曲、無いんだけど。。。」と、みんなおろおろ。
急きょ会場のみなさんと一緒に2ステで歌った「赤とんぼ」をうたうことになり、
とてもあたたかい雰囲気で演奏会を終えることができました。



先生方、準備をして下さったみなさん、お手伝いの方、どうもありがとうございました。
こんなステキな合唱団の仲間でいられて、最高に幸せです。
お疲れさまでした!!!


急いで会場の後片付けをして、団員は意気揚々と打ち上げ会場へ向かいました。
~打ち上げ編に続く~

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