日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

「菊の音楽祭」終わりましたー!!

2010-10-17 21:42:53 | Weblog
毎週末、秋晴れに恵まれています。
今日は宮内の蔵楽で「菊の音楽祭」の本番でした。








2週間で色々な方にこんなにたくさんのお花をいただいて、レッスン室の玄関が
お花屋さんのようになっています!!!
たくさんの方々に支えられて演奏できること、本当に感謝しています。





「菊の音楽祭」には幼稚園の頃からいったい何度出演したことでしょう?
以前より出演団体は少なくなりましたが、もう今年で28回目でした。

銀杏の合唱は先週の50周年でうたった中から2曲でした。
金曜日の練習はみんな疲れ果ててちょっと気が抜けていたようですが、
やはり本番はきちんとまとめることができました。

他の合唱団もおなじみの顔。
それぞれの曲を楽しみながらゆっくり聴きました。

聴いていいると、どこの団体もピアニストがとてもやわらかい良い音を出していてうっとり。
南陽市のピアノの先生たちの勉強熱心さは堂々と自慢できますね!

最後にゲストという形でピアノソロをさせていただきました。
曲は三宅榛名の「赤とんぼ変奏曲」とショパンの「ノクターン2番」です。

連弾や他の楽器とのアンサンブルでも良かったのですが、
直前の50周年のことを考えると、合わせをする時間は取れないだろうと考えて
泣く泣くソロにしようと決めたのですが。。。。
今回は本当にたくさん練習して、音楽と正面から向き合ったような気がします。

赤とんぼは、この季節にぴったりの曲だと思って選びました。
ピアノの生徒さんの前でリハーサルしてコケたことがありましたが、
今日はその子が会場にいて、小さく固まって私のピアノを聴いていたそうです。
きっと私と一緒に緊張してくれていたんですね。。。

昨日、偶然にも「題名のない音楽会」の再放送で、ユンディ・リが
ノクターンの2番を演奏していました。
ユンディは、ノクターンはホールで大勢の前で弾くというよりは、
自分のために弾く曲だと言っていました。
指揮者で司会者の佐渡裕さんは、ノクターンはサロンで演奏された曲だと言っていました。
10年前に彼がショパンコンクールで優勝した直後に出たCDを何度も聴きましたが、
その時ともまた違った演奏でした。

確かに誰でも知っているけど派手でもなく、同じことを繰り返している静かな曲です。
しかし、練習すればするほどたくさんの課題が見つかり、それをクリアしていく度に
この曲の持つ深さ、潔さ、そして淡い滋味のようなものを感じられるようになりました。

手も足も震えて、顔までひきつっていましたが、
レッスンで教えていただいたことを一つもこぼさないように丁寧に演奏できたので
終わってホッとしました。

ここ数年で心も体も鍛えられてきました。
明日からまた新しい気持ちで次のチャレンジを始めます!!
みなさま、お疲れさまでした!!!

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