漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

吉村武彦 「蘇我氏の古代」

2016年02月13日 | 読書
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●古代史専攻の学者さん・・・著作も多いので有名といえば有名・・・経歴をみると“東大”系の学者さんですね・・・。
●「氏(うじ)」から古代の氏族を研究されていて、興味深く勉強になる部分もかなりありました。が、なにしろ経歴が経歴ですから、歴史的事件などはいわゆる通説によっているものが多く、ちょっと慊焉たるものが多かった。 *慊焉(けんえん)=不満なこと、満足していないこと
●蘇我氏は九州王朝から派遣された(昔でいえば)「一大卒(イキソツ)」(壱岐国の軍団の長)にあたる者、その監督管理のもとで近畿の国(いまでいう大和国、近畿の天皇家)が統治されていたのではないかという私見のもとで読んでいると、どうにも読みにくい個所や内容が多い・・・当たり前か(^^;)
●しかし、蘇我氏のことについては随分と勉強になったし、そういう目で読んでいると、そのほうが理解しやすい部分もあるんだよな。

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「麕至」の読みについて ー漢検への照会ー

2016年02月13日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●27-③の標準解答が届きましたので、漢検さんに照会しておきました。どんな回答・内容が返ってくるか楽しみです。
●なお、「・・・弊協会の許可なく回答内容の一部または全体を転用、二次利用することはご遠慮ください。・・・」とはありましたが、照会内容まで公開・開示するなとはなっておりませんでしたので、ここに照会内容を提示しておきます・・・なんて、こんなこと、やってると返ってくるものも返ってこないかも(^^;)
●照会内容(原文のまま)
<平成27年度第3回1級 音読み問題ー「麕至」の読みについてー>
前略。標準解答で「くんし・きんし」とも正解とされていますが、その点について、以下、幾つかご照会させていただきます。
1.漢検漢字辞典第2版(以下「漢検2」)では明確に「クン」「キン」の音分けあり。かつ、大見出し項目でも「麕至(くんし)」とのみ明示してあります。なぜ、「きんし」も正解なのでしょうか。(本熟語の読みには、他の個所でよく記載されている「(・・・)とも読む」の表示はありませんので、「くんし」だけが正解になるものと思っていましたが・・・)
2.過去問で「きんし・くんし」とも正解にしていること、また、大漢和辞典や字通では「きんし」と読みがあること等の理由・根拠で「きんし」も可ということでしょうか?それともそれ以外の理由や基準のようなものがあるならお教えください。
3.上記2の理由(他の漢和辞典での読みでも可)だった場合、漢検2の他の漢字でも音による読み分けをしている漢字や熟語について、他の漢和辞典では異なる読みをしているものがまだありますが、それらについても、漢検2以外の読みでも可となるという理解で宜しいのでしょうか。
この点は今後の学習に当たっての大きな基準となりますので明確なご方針なり考え方をわかりやすくお教えいただきたいと存じます。(「ケースバイケース」のようなご回答は一番悩みますのでぜひ明確な基準や考え方などをお示しください)
4.上記1の質問と若干重複しますが、漢検2の「くんし」について・・・『「きんし」とも読む』とか、何らかの対応や修正をされることになるのでしょうか。それともこのままでしょうか。この点は漢検2の他の個所の読み・記載内容の信頼性にもかかわってくる(学習者からしたら、何をどこまで信じて学習したらよいか混乱してしまう等)と思いますので、なんらかの対応をなされるべきと愚考いたしますが、お考えなり対応策なりをお知らせ願いたいと存じます。
5.ご回答いただいた内容について、その全部・一部を許可なく開示することはいたしませんが、この回答を待っている他の学習者もたくさんおりますので、ぜひ、開示のご許可をいただきたいと存じます。開示して良い内容とそうでない内容がある場合、開示して良い内容についてお知らせください。・・・本件にかかわる考え方や指針・基準などは(小生のみならず他の多くの学習者たちや後進の者たちにとって)今後の学習にあたって、とても有益な内容になると思いますので、ぜひ、開示許可をいただきたいと存じます。

以上、よろしく、ご回答のほど、お願い申し上げます。
                          草々
👍👍👍 🐒 👍👍👍

コメント (2)
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田中芳樹  「蘭陵王」

2016年02月13日 | 読書
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●この方の大ベストセラーという「銀河英雄伝説」とか・・・著者や著作、まあったく、知らなかった・・・
●たまたま、図書館の(当日の)返却書架にあったのが目に入った・・・「蘭陵王」・・・観てはいないが「韓流・華流ドラマ」にもなった歴史上の人物・・・ということは知っていた。
●帯は「中国史に輝く仮面の貴公子・・・北斉の蘭陵王・長恭は、才武(たけ)くして貌美しく、常に仮面を着け以て敵に対す」(資治通鑑)。
●舞台は、中国南北朝末期、北は北斉・北周、南は南朝の陳の時代。古代中国史の中でも一番わかりづらい時期・・・この辺のこともちょっと知りたくて、借りて読んだ。
●まあまあ、面白かった・・・小説なのでフィクションもあるが、おおむね、史実や文献に沿った内容の話にしてあるので、その時代を知るのには大いに役に立った。物語の展開も面白かったけど、ちょっと坦々としていたかな・・・主人公の蘭陵王自身の描き方が表面的というか深掘りせずに歴史上の事実に重きを置いた描き方になっているから仕方ないのかも知れないが・・・好意的にみれば事実・史実重視。悪く言えば・・・その逆。
●それにしても、南北朝末期というのはまさに大混乱の時期・・・どうしようもない権力闘争、淫虐な天子たち、下剋上などなど・・・大変な時期だったということはよく理解できた。
●最後、隋による南北朝統一までで終わるが、実際は北周がほとんど統一していたんだ・・・統一したとたんに北周の天子が崩御して、それを継いだ子供がまったくダメな天子で、隋公の楊堅(隋・第一代天子の文帝)に簒奪されて終る・・・史書にも「古来、天下を得るの易き、未だ、隋の文帝の如き者有らず」(趙翼「二十二史箚記」)と書かれている由・・・。
●個人名や系譜などは他の中国関連の人物名とおなじく、ややこしくてわかりづらいけど、使われている文章中の熟語や単語などは(宮城谷さんの著作とは違い)平明です。読みやすいです。
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*文中、ちょっと気になったのは、(漢検の学習もしているので)、

●北周の宇文贇「うぶん“ぴん”」 ●「砥柱(“と”ちゅう)之険」 とルビが振ってあったこと。わかりませんが、「(うぶん)イン」「“シ”チュウ」の誤りでは無いのでしょうかね・・・。

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佐藤寿哉  「わかりやすい「古事記」入門」

2016年02月13日 | 読書
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●ひょんなことから、本書籍を知り、アビスタに発注したら、県立図書館に蔵書されていて、そこからの股借りになった・・・
●跋によれば、著者は今64歳ぐらいのかた、北大・理学部中退で、「古代史、古事記、日本書記の研究家。講演・執筆活動を展開・・・」とあった。
●「図解と新解釈で日本の原点を探る“ものがたり古事記”」・・・タイトルにもあるように、わかりやすくて面白い解釈で、読みづらい古事記を物語風に綴っている・・・特に、ややこしいカミさま達の名前は全部カタカナ表記で・・・(各ページ下部に本来の古事記の原文があるので、比較しながら、漢字でも読めるようになっている)・・・。
●意外に読みやすい書物でした、新解釈ってのも(ついていけない部分もかなりあしましたが)、なかなか新鮮で面白い考え方・見方でした。
●神代(国生み)の話から、イザナギ・イザナミの共存、対立、果ては、イザナギ派(のちアマテラス系列)が今も日本を牛耳っている理由まで、物語と解説つきで、縷縷書かれていた・・・そんな大部な書物ではないので、一読を(この種古代史に興味のある人には)お薦めしても良い本。・・・って、私が知らなかっただけで、この本、有名なのかもしれないが・・・。
●県立図書館からなので早く返さないとイケナイが、また、借り出して、もう一度読んでおきたいと思う。

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