FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

サム・ライミの「スペル」

2010-11-14 12:04:48 | 日記
昨日の夜中、wowowでやってました。

原題が、「DRAG ME TO HELL]。

「私を地獄へつれてって」・・てどういうことよ?(笑)

尊敬する映画評論家の町山智浩氏がネットで

評論していたので是非見てみたいとおもっていたのですが。

住宅ローンや債務不履行やら延滞やら身近な言葉が沢山出てきて

いましたが、面白いですね~。

主人公が出世の為に非情になって弱者切捨てを行い、その報いを

受けるはなし自体は新しくないけれどもそんなことはどうでもよく。

がんがん窮地に追い込んでもらいたいとワクワクしながら観ました。

結局、町山氏が言うとおり「自分で決めたことは自分で責任とりなさい。」

が基本ベースになっている。

本当にこれって、リーマンショックからウォール街の錬金術師ならぬ

詐欺師達に投げかけている内容なんだけど、

呪いをかけられた、自分の持ち物=コートのボタンを誰かに渡して

責任を逃れようとする主人公の姿はは責任転嫁する上記の連中を象徴している。

面白いのは、住宅ローンの会社の連中がヒソヒソ話をよくすることや

主人公との会話でも声が小さいのが特徴だ。

いいことやってないなァ、うしろめたさ感がその声の小ささに出ているんだね。

そんな最低な会社の上司の方針とは言っても、最後に決めたのは

オマエなんだからきっちり本人に報いを受けさせると・・・

テーマは深くていいんだよねこれが。

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