「世にはごく単純な自然物の結びつきながら,かくもわれわれを捉えるものがたしかに存在するもんだ。だがその力を分析することは,われわれの知力を越えたところにある────とわたしは不満足な結論に縋らざるを得なかった。」
エドガー・アラン・ポー
【アッシャー家の崩壊】より
精神的・肉体的疲労と不満と不安との連続が団結力を胡散霧消させる。
秩序を保つにもエネルギーがいる。
肉体も頭も動くけど気持ちが途切れたらエンストをおこす。
皆なんらかの背負っているものを下すことができずに苦難に向かう。
乗り越えられるかどうかは結果だが、乗り越えられると思って始めなければやっていられない。
余裕がなくなる。
自分のことで手一杯だ。
他人のことなど構っていられない。
隣の困っている人の姿も視界に入らなくなるだろう。
泣いている暇もなくなる。
憎しみが湧くのも関わっていられない。
余裕があるから譲り合いが成立する。
余裕があるから思い返すこともできるのだ。
反省は事が終わって時間の経過とともにできるのだ。
嫌な面を見る。
不愉快な思いもいつもの倍感じる。
学生時代も団体生活だったし、社会人になり会社組織で生きてきたから
分かることもある。
国でも会社でもチームでもその組織の色はリーダーによって決まる。
リーダーが非情であれば情けのない冷たい組織になる。
リーダーの役をもらってまったくリーダーの役目を果たさないチームもある。
決められない行動できない責任取れないリーダーをあえて据えるチームはある。
ただし強くなることもできないし成長していくこともできない。
やがて消えてゆく。
リーダーを置かずに好き勝手やりたいチームはそうなる。
リーダーシップなど取れない奴をチームに据えるのだ。
そういう思惑があるのだ。
そういう団体や組織や配属されたら脱退だ。