FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

「イミテーションゲーム」を観る

2015-04-02 15:47:41 | 日記

109シネマズ グランベリーモール

21:45最終上映で滑り込み。

雨も降って貸切かとな?思いきや意外と人がいた。

オレと一緒で一人で観に来てる人が多かった。

シャーロック・ホームズの孫で天才数学者。暗号解読でドイツ軍をやっつけるというお話…

に見えてくるよ。

ベネカンは主役顔じゃないと思う。

演技派だし実力もあるんだけど。

第二次世界大戦と同じくらいバカらしい同性愛者は犯罪人扱いしたイギリスの法律が跋扈していたのが

とても皮肉だ。

天才数学者を苦しめていたのは結局あの法律だったのじゃないのか?

スゴイよね懲役くらうか、ホルモン注射で去勢されるか選ばされる。

去勢されればあの寄宿学校時代の思い出は消えていく切なさと悲しさ。

男でも女でも人を愛する資質とは何か?をシビアに問われるような迫りがある。

暗号解読の針の一穴が、好きな人を思う人間の微妙な癖がそこに現れるということだったとは。

人に恋するということは隙が生まれるということ。

そしてその隙がとても人間らしいということ。

マシーンになれないのだ。

人間とコンピューターの違いが見えてくる。

イミテーションとは、模倣するとか模造品とかいう。

不完全な人間が模造品なのか?

完全無欠のコンピューターが模造であり模倣なのか?

意識は持っている人間が偽物なのか?

隙がありブレブレの意思を持つ人間は不完全者なのか?

神の定義は何だろう?人間の定義ってなんだろう。

期待半分で観に行ったが予想以上に良かった。

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