FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

REQUIEM 鎮魂歌

2019-08-01 16:32:02 | 創作詩
泥酔して

真夜中の朦朧とした

魑魅魍魎となって書いたようだ

気持ちが先走りしてるだけ

六十六歳

まだ若い

乳がん再発


娘も三人産んで育て上げた



綺麗で明るくて強い叔母だった


旦那の叔父貴はしきりにしきりに言ってた


「俺が先に逝きたかったよ」「見送って後始末をするのが本当につらいよ」



普段抑えた気持ちは消えていない



酒を飲めば表出する

酒は心の奥底に隠れている気持ちにライト当ててくれる

だから思い出さずにはいられない

べつにそんなつもりで飲んだわけじゃないのに


一番大事なこと思い出しなよと酒が言う


歌ってもその人思い出さずにいられない歌になる

そうやって置き所のない気持ちを置く場所を真夜中に探す


やがて朝が来る


日常がやってくる


素面になってまた始まる


白くて暑い外に向かってまた今朝も出ていく





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