FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

「セッション」を観たよ

2016-02-22 13:21:58 | 日記
昨日まっすぐ家に帰って洗濯しながら観たよWOWOWで。

「セッション」ね。

2014年の作品だから一昨年なんだ。昨年じゃないんだ。

原題がWIPRUSHでJAZZの有名なナンバー。

この映画をきっかけに町山智浩氏と菊池成孔氏が論争になったらしいけど…

まあそれはイイとして。

ズバリ。

物語終盤の交通事故シーンが凄い。

どうやって撮影したのだろう?

と思わせるくらいリアルで迫力あった。

あれは「ノーカントリー」以来の交通事故シーンだ。

脚本も撮影も演技も熱量が高かった。

テーマは孤高の領域。

孤高にたどりつくには虎口を潜らなければならんなということ。

人付き合いが邪魔。優しさが邪魔。コミュニケーションが邪魔。常識が邪魔。手順が邪魔。綺麗事が邪魔。人間関係が邪魔。

テクニックも邪魔。お約束が邪魔。…

孤高に到達するにはその全てをかなぐり捨てて虎口に突入しなきゃだめ。

非情な世界の話しだよ。

殺し合い寸前までいく中でも超絶の神憑りのものを見せつけられれば涎を垂らさんばかりに食いついて「折れる」のだ。

折り合いがつくのだ。

そんな「愛」もなにもない、元も子もない非情で冷酷な世界が描かれている。

そこもオモシロイんだ。

でも自分は画面のこちら側でしか見ないよ。一切携わりたくないと思った。

天才の生存する世界って…

凡人で良かった…と思いたい。
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