いまT・カポーティの「冷血」を読んでいる。
一番に感じたこと。
市川崑の「東京オリンピック」を思い出す。
やっぱり作家がドキュメントを作ると記録文学というものが出来上がるんだ。
カポーティが「冷血」を世に出した時全米大絶賛で迎えられた。
作家としての地位も不動のものにした。
市川崑監督は大バッシングだった。
映画界から遠ざかっていってテレビ界やコマーシャルに移った。
二歩も三歩も時代を先取りしていたが時代が追い付ついてなかった。
この前NHKbsで放送していたが面白かった傑作だった。記録文学とはこういうもの。
個人的好みでは吉村昭がその道でトップか。
面白いジャンルだ。記録文学。