★電力会社が再生可能エネルギーによる電力購入を制限して、原発再稼働に邁進
●気象予測で太陽光発電の供給予測は十分可能。 ▼電力会社の努力不足こそ問題
それに合わせて火力発電を増減したり、揚水発電で調整すればどの季節,どの時間でも問題ないはず。
(ここ数年の揚水発電利用率はわずか3%程度で、急な調整をできる余力も十分有る)
そもそも電力の需要は季節的や気候でも休日等曜日でも昼夜の時間によっても相当大きく変動するものです。
だから元来それを予測し、それに合わせて電力の供給を変動できるシステムになっています。
それに太陽光発電などの再生可能エネルギーの電力供給予測を加味すれば良いだけのことです。
電力会社が「不安定な太陽光発電がこれ以上増えると対応出来ずに大停電が起きる可能性もある」と言う説明をしましたが、これは自らの怠慢をまだ少ない太陽光発電の方に責任転嫁するとんでもない論理です。
それに、太陽光発電は真夏の冷房で電力需要がピークになるときに最も多く発電するし、昼間仕事で電力需要が多い時間に発電し、電力が余る夜は発電できないので、むしろ需給に好都合な電力です。
電力会社の努力不足、および原発再稼働邁進こそ問題なのです。
逆に原発は発電量の変更が危険なのでできず、長期フル稼働か停止(相当期間)かしか選べない。
特にトラブルなどで予定外の停止になると、百万kw単位の急減となり、それをすぐに補える予備の火力発電設備を持っている必要があり、この点では再生可能エネルギーよりむしろ劣っています。
なお、購入単価はコストダウンを促進するため当分は年々下がるように決められるもの。
各太陽光発電の購入単価は発電開始時点での決定価格にするのが当然。
事業認可時点での価格で購入となっていればパネルの実コストが下がるまで設置を遅らせる事業者が続出するのは明らか。
経済産業省で初めからそれを予想しなかったのは考え不足。