★ やっぱり、建築物の安全に重要な施工については・・・元請け業者等が直接現場でチェックすべき!
ところが当初、メデアもそこに出てきて評論する専門家たちも、こういう指摘をしませんでした。
しかし、購入して使う者の立場で考えるなら、そう思うのは当然でしょう。
下請けには厳しい納期とコストを要求しておきながら、十分マージンを取っている元請け業者など上位側は重要な施工でも現場でのチェックをしていない・・・
そんな無責任な体制でよい訳がない!!
今度のマンション傾き・・・下請け施行業者の杭打ちに欠陥とデータ改ざん問題で私は改めてそう思います。
それは建設業界全体の多重下請け構造の中にある大問題だと思います。
<以下 2015年10月30日の朝日新聞デジタル記事>
★杭工事偽装、ベテラン技術者「私もやった」 その理由は
旭化成建材による杭工事データの偽装が、新たに横浜と北海道で見つかった。「自分もやったことがある」と打ち明ける下請け業者や、「こうした事態を予想していた」と話す大手ゼネコン社員もいる。
大手業者のマンション建設や公共工事の基礎工事に20年以上携わる技術者の50代男性は、元請けへの報告書でデータを作り替えたことがあると話す。
「最近はパソコンを使うので、いくらでもデータを付け替えられる。杭を打つ前に地質調査をするが、実際に打ってみると固いと予想していた地盤が固くない場合がある。そのときはデータを作り直す。業界ではよくあることで、私もやったことがある」
理由は工期が延びることを元請け業者が嫌うからだという。
「マンションを売る日は決まっているのに、杭打ちをやり直せば完成が遅れる。
元請けにやり直しを求めると『やかましいことを言うな』と言われる」
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これでは元請け業者こそが原因!