★無給医が2191人だけでなく、3500人も!
長時間ただ働きさせられている研修医は生活に困り、アルバイトせざるを得ず、さらに疲労困憊しており、そんな中で自動車事故を起こて死亡した無給医も出た。
建前ではゼロになっていたが、実際には沢山居ることは関係者は皆知っていて、公然の秘密だった!
NHKのドキュメント報道で実態を暴露され、文科省が渋々調べただけ。
これを見て見ぬ振りをして許してきた政府の姿勢はなんだ!
★一般の会社員や公務員などで「新入社員だから仕事を覚える二年間は無給で働け」などと言うことが有り得るだろうか?
国家試験に合格して医師免許を持っている研修医を、指導を受ける身だからというだけで、実際にはすぐに覚えられてやれることは沢山あり、色んな実務をこなし、雑務も押し付けられて沢山こなしてもいるのに、無給だなどということは信じ難い扱いだ。
これでは生活費を全部親に頼れない研修医は生活費を稼ぐためにさらに過労になってしまう!
★財源問題
新制度では研修医に対する適切な処遇の確保をうたっているが、実際には国は十分な財源の確保をしておらず、それをうやむやにするために給与も諸経費も一括して研修施設に交付し、その後の使い道は各施設に丸投げしてしまった。
すなわち研修医の給与にどれだけ回すかに関して各施設の裁量を認めており、適切な処遇がされない可能性を残している。
実際には、国は各研修施設に月30万円程度の給与を支払うよう求める一方で、補助されるのは経費込みで月10数万程度である。
厚生労働省の調査で全国平均30万円を達成しているとされているが、これは高待遇の地方の民間病院と、給与の低い都市部の大学病院やその関連施設との平均に過ぎず、実態を反映していない、との指摘があるそうだ。
この「平均30万円」という調査もどれほどズサンなものか、インチキなものか、分かったものではない。
医療には人が大事、そもそも国や大学等は大事な給与を弱い立場の研修医に対してケチるな!、搾取するな!