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安倍自民党政権は4・28を「主権回復の日」として祝いの式典をするというが・・・沖縄県民が怒る

2013-04-25 22:22:08 | 日記

サンフランシスコ平和条約が1952年4月28日に発効したことをもって「完全な主権回復」をしたと自民党の表現ではしているが、これはとんでもない認識。

このとき、沖縄・奄美・小笠原諸島は米軍施政下に・・・それで「完全な主権回復」と考えるとは??

またこの条約には「日本が千島列島を放棄する」という内容も含まれていました。

これはヤルタ会談で米国が米兵の犠牲を減らすためにとソ連に持ちかけた「ソ連が対日参戦してくれれば、千島全島をソ連に渡す」という密約を反映したものでしょう。

当時の日本政府にとっては条約を締結して日本が主権を回復することが最優先課題でしたが、北海道民にとっては「放棄する必要のない千島列島を放棄した」という思いが残っています。

そして、「日本が放棄した千島列島には択捉、国後、色丹、歯舞群島の島々が含まれるか否か」という点が、北方領土問題の争点ともなっています。 (当時まで日本は択捉、国後を「南千島」と呼んでいた)

沖縄県民はこの日を「屈辱の日」と考えているくらいで、怒るのは当然。  配慮が無さ過ぎです。

安部首相らは米国以外の国から主権を侵害されると強硬な発言をするが、今も米国から主権を奪われ続けているところが相当あることには不感症のようです。

本質的には対米従属を当たり前に感じてしまう追随思考が身に付き過ぎているからでしょう。

その人たちが「現憲法は占領下で米国に押し付けられたものだから、自主憲法制定を!」とこわだかに主張していますが、実はその後の状況で米国の対日要求が変わったため、それに合わせるための憲法改悪が目的では?

「現自衛隊を米国に従属的なまま、米国の戦略により役に立てる日本軍に育てたい」のが本心なのでは?

それでは「『自主的に』みずからもっと効果的に対米追随する」ための「自主憲法」になってしまいます。



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