日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

★安倍政権が国連によるスーダンへの武器禁輸等の制裁措置の提案に反対・・・その理由は本末転倒

2016-12-21 22:22:46 | 日記

★安倍内閣が国連によるスーダンへの武器禁輸等の制裁措置の提案に反対・・・その理由は本末転倒

国連も米国も「スーダンでは2つの民族間での憎悪(ヘイト・スピーチや敵対行為の応酬)が非常に強まっており、大虐殺が起こる危険が差し迫っている」と判断しています。

そして、大虐殺を抑えるために安保理でスーダンへの武器禁輸等の制裁措置を提案しています。

この成立には9カ国の賛成が必要で、7カ国は賛成を決め、1カ国はたぶん賛成しそうだが、日本が反対すると通らないそうです。

ところが、菅官房長官は反対する理由をこう主張しました。

「制裁はスーダン政府が益々国連に反発し、情勢が不安定になる。 制裁に賛成すると日本のPKO部隊がより危険になる。  スーダン政府と友好関係を作りたいから」

「米国が日本批判をしても構わない」と。

こんなところで、米国の意に反する主張を貫こうとしていますが、理由が奇妙です。

 日本のPKO部隊がより危険になるからなどと言って、もっとも危険なスーダン政府軍(大統領派の多数派民族の兵隊)との友好関係を重視する余り・・・

スーダン国民(特に副大統領派の民族)の危険が大きく増すような選択をするなんて、本末転倒もいいところでは?

そんなことなら日本はPKO部隊を撤退して、武器禁輸に賛成すればよいのでは・・・

そこまでして、自衛隊の海外での実績を上げたいのか? 

スーダン政府が武器の輸入をし続けられると思えば、大攻勢を掛ける誘惑(大虐殺を引き起こす)を抑えられないのでは?

武器輸入が出来ないとなれば、抑止効果があるし、もし攻撃が始まっても長続き出来ないという効果があるはず。




コメントを投稿