政府が新型コロナウイルス感染者の療養方針を見直したことを受け、東京都は、感染者の入院の判断基準を改定する方針を固めた。血中酸素濃度の基準値を厳格化して入院患者を抑え、今後、増加が見込まれる中等症の患者用に病床を確保する。4日にも都内の医療機関に新たな基準を示す。

 血中酸素濃度は呼吸機能の状態を示し、値が低いほど危険な状態となる。改定後の基準では、入院の目安となる血中酸素濃度の値を、現行の「96%未満」より厳しくする見通しだ。都幹部は「血中酸素濃度が95%でも入院しない患者が出てくる可能性があるが、病床が限られている中で対応が必要な患者を優先させなければならない」としている。

 都は、感染者が急増していた昨年12月、血中酸素濃度や基礎疾患の有無などをもとにした入院の判断基準を策定し、都内の医療機関などに通知。「第3波」のピークだった1月以降、都内の保健所はこの基準に基づき、感染者の入院の必要性などを判断していた。

武漢コロナ感染者の入院基準が重症者と重症化リスクの高い人にするとの菅総理の発表がありました。

地方の自治体はこの限りではないようですが、少なくとも東京都はこの基準で対応するようです。

それだけ東京の新規陽性者の急増が医療逼迫の恐れがあるという事でしょう。

4月頃には大阪や神戸では自宅で亡くなる人や、入院先が見つからず1日以上待機した人もいましたが

同じ事が東京でも起ころうとしているのです。

そのような医療崩壊を防ぐ為の入院基準の見直しなのでしょう。

とはいうものの、自分の家族を自宅での看護となると気が重いです。

自分や子供に感染したらどうなるのかと思う人も多いでしょう。

少なくとも食料の確保も必要ですから買い物にも行きますが、

発症者や発症前の人が買い物に来ていると思うちょっと恐怖です。

 

感染拡大の大元は感染防止対策を疎かにしている飲食店でしょうが、

今や飲食店から家庭に、そして市中に感染拡大しています。

 

先月31日現在、東京都の自宅療養者は1万人越えだと聞いて驚きました。

東京の自宅療養者、初の1万人超 過去最多を更新 小池知事「フォローアップ強化」<新型コロナ>:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

この内、自宅から一歩も出ない人はどのぐらいいるのでしょう。

療養中に家庭内感染し、そこから感染を広げている可能性もあるでしょう。

特に軽症者や無症状者は出歩いているのではないかと疑ってしまいます。

 

菅総理の中等者以下の自宅療養への変更発表は突然でした。

心構えがない人も多い為に、またもや批判が集まっています。

もっと別の方法はないのかとか、現在の自宅療養者への支援はこれでいいのかとか色々考えてしまいます。

 

東京五輪が無観客となった為にホテル業界は当てが外れて困窮しているとも聞きます。

その余った部屋を借り上げて感染者用に使えばいいのにとか、

既に医療従事者へのワクチン接種は済んでいますから、

今まで尻込みしていた病院も武漢コロナ患者を受け入れてもらいたいです。

その為には日本医師会や東京都医師会が各医療機関に働きかけをして欲しいです。

 

因みに日本医師会会長は中川俊男氏です。

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まん延防止等重点措置が適用されていた4月に自見英子議員の政治資金パーティーに出席し批判を浴びましたが、

こんな時こそ、その立場で医療機関に強く働きかけをしてもらいたいものです。

 

東京都医師会の会長は尾崎治夫氏。

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都民や国会議員に事ある毎に注文を付けていますが、東京都の医療機関にも働きかけをしてもらいたいです。

 

武漢コロナ対応では素早い対応や決断力のなさ、そして要請レベルの法整備に問題があると思います。

政権が悪いとか、東京五輪が悪いと責任を擦り付ける前に、

各人が手洗いマスク、密回避に換気に気を付けて来たかを振り返ってもらいたいです。

勿論、要請無視をする飲食店や路上飲みの若者をもっと批判すべきなのは言うまでもありません。