田中実さん金田龍光さんとストックホルム合意(R5.7.31)
令和5年7月31日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1203号。
ストックホルム合意で北朝鮮が田中さん金田さんのことを出してきたとき日本政府は突き返しました。
それは拉致問題の深刻さを証明するものでもありました。
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田中実さんと金田龍光さんを返すとの北朝鮮からの打診があったとの話。
もしもそれが横田めぐみさんと有本恵子さんなら安倍政権はどうしただろうか。
横田さんは云わば拉致問題の象徴のような人物。
そう考えると簡単に日本政府は断る事は出来ただろうかと思いました。
しかし、青山さんのショートメッセージを聞くと、横田さんや有本さんを返すと言っても安倍政権はそれで拉致問題に終止符を打ったとは思えません。
簡単に何百人とも言われている被害者を見捨てるとは思えないのです。
ただ、政府は「拉致被害者全員」とは政府認定の被害者だけを指しているのではないかと思う事もあります。
そう考えないと辻褄が合わない事があるからです。
「被害者全員一括帰国」との言葉。
この全員が何百人、場合によっては900人近い人達を指すならそれは不可能とも言えます。
北朝鮮ですら、全員のリストを持っていないと言われています。
拉致された時間に戻す事は出来ません。
ですから解決とは被害者の帰国しかありません。
但し、被害者も高齢になり、日本での生活よりも遥かに北での生活が長い人が殆どです。
帰国できても日本の生活に馴染むのは困難でしょう。
時間がありません。
日本で待ち続ける家族や知り合いも高齢になり、そして亡くなる人も増えています。
そう考えると、どうすればいいのか。
松原仁さんや加藤健さんが強く主張している朝鮮総連や高麗航空への圧力は?
政府はまだできる事があります。
それをせずに北朝鮮と無条件に会う用意があると言わないでもらいたいです。
やれる事を全てやって、話はそれからです。
※兵庫県警察-拉致の可能性を排除できない事案に係る方々 (hyogo.lg.jp)