taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

「おかえり 寅さん」

2020-01-17 14:43:00 | 映画
今年 初めての映画「おかえり寅さん」
平日の午後の映画館ですから 
大体がリタイアした年齢の方ばかりでした。

唐突に桑田佳祐の「寅さん」主題歌で
始まったので ちょっと違和感!

でも 映画そのものは「寅さん」の雰囲気も感じつつ 懐かしい人達のオンパレードで 
楽しめました。

映画では「寅さん」は亡くなったとか
今 どうしているとか そんなセリフは
なかったけれど もうあの「とらや」には
寅さんは帰って来ないんだなーって
誰もが思っているのが 
本当に切ない感じでした。

寅さんの懐かしい場面が出てくると 
本当に面白い❗️
渥美清さんは名優だとしみじみ思いました。

現在のストーリーの満男とイズミは
なんかしっくりこなかった。
特に 空港での別れの場面は
 え❗️これでいいの❓

歴代のマドンナ達の美しさ 上品で 素晴らしい。

昔のさくらさんも ほんときれい❗️

楽しくて 切なくて とてもほのぼのとした 気持ちになって 映画館を出ました。


相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

2011-01-16 11:21:11 | 映画


 久しぶりの映画です。

 「相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」

 「相棒」大ファンの母と行きました。

 テーマが重いので「暗い映画」の印象です。

 前相棒の「亀山 薫」は体育会系でカンが鋭く、明るいキャラだったので
 それに比べると 今回の映画は 暗いと感じてしまうのかも・・・。

 警視庁と警察庁との対立・・・ここまでのことが実際はあるのでしょうか

 よく「裏社会」などという言葉を聞きますが 警察内部にもそういったことがある
 ということに 衝撃をうけました。

 それにしても終盤の小野田官房長のシーンには ビックリ
 右京さんの もう一人の相棒だと 勝手に思っていた私には

 これからの「相棒」の楽しみが半減してしまいそうです。

 何か中途半端な終わり方で、もしかして近いうちに続編でも出来るのでしょうか

 右京さんの 正攻法な正義感に対して 小野田官房長の
 「まさか絶対的正義がこの世にあると思ってる?正義なんて立ち位置によって変わるもんでしょう」
 この言葉が一番印象的でした。

 ほとんどが 男性ばかりの出演者ですが、適材適所という感じで 飽きることなく
 画面にひきつけられました。

 やっぱり「相棒」は面白い・・・と思います。

「ディア・ドクター」

2010-03-10 23:58:13 | 映画


 「ディア・ドクター」を観ました。
 「凱旋上映」ということで 再上映されていました。

 ストーリーもわかりやすいし 出演者も芸達者な人たちばかりで
 本来なら 観終わった後にはじ~んとくる感動作となる、と
 思ったのですが 何か不思議な気持ちになりました。

 偽医者だった「伊野」が姿を消し 警察に追われる身になって
 から 村人達の態度の変化。

 彼女の願いを聞き入れ、その気持ちに答えようとしたがために
 「伊野」は追われる身になったのに そのことを警察や周囲の人たち、
 医者の娘にも語らない「かづ子」。

 研修医の「相馬」は「伊野」に感化され、来春からは一緒に村で働こう、とまで
 思っていたのに 警察には「なんとなくわかっていた」なんて・・・。

 たぶん 早くから気づいていた看護師の「大竹」。

 そして自分の仕事のために「偽医者」だと知りながら、薬を売っていた「斎門」。

 皆 何事もなければ 善人なのに・・・。
 保身だけになってしまうところが、やっぱり人間らしいと思う。

 その奥底には 信頼していた人に裏切られた、という思いと
 「偽医者」と見破ることが出来なかった、
 あるいは知っていたのに言えなかった、
 誰もが 一人の人間の存在を 自分のために利用していた、
 という「後ろめたさ」が潜んでいるように思う。

 皆が 祭りの後のような 放心状態になっているのが興味深く感じました。
  
 普通の人々が 本当のことを口にせず、本心も言わず、なのに
 誰かが誰かを 恨むでもなく 時間だけが過ぎていく・・・。

 そして ラストシーンは ほっとして大好きです。 

「アバター」

2010-03-04 23:18:56 | 映画


 やっと 遅まきながら「アバター」を観てきました。

 あまり体験したことのない「3D」で3時間弱の上映時間、耐えられるか
 心配だったけど 全く問題なし。
 映像はさすがにきれいで素晴らしい
 ストーリーもわかりやすい。

 でも だんだん途中から私の頭の中で 別な映像がチラチラしてきて・・・

 私はニュース映像でしか知らないけれど 空から雨のように爆弾が落ちてくるシーン
 や火炎放射器で森を焼き尽くすシーンなどが インディアンが追い詰められていく話、
 第2次世界大戦での沖縄戦だったり、ベトナム戦争だったり、を思い出させた。

 圧倒的な数の戦闘員と武器で攻めまくる軍隊は 未来でも全く変わらないのだと
 ちょっと 暗い気持ちにもなった。

 そして 唐突に「天空の城ラピュタ」も思い出していた。

 「3D]という目新しさ、映像のきれいさ、CGの素晴らしさ、だけが際立った映画だと思う。
 

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

2009-11-22 18:14:27 | 映画

 真冬のような寒さ。
 朝から どんよりとした空、
 久しぶりで 一人で過ごす休日

 今日は何もしないで 映画に行こう
 気になっていた「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」
 
 映画館へ行くこと自体 約5ヶ月ぶりでした。
 それも 休日の昼間の時間は はじめてかも・・・。

 「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

 観てよかった

 マイケル・ジャクソンの大ファンというわけではなかったけれど、
 私の年代では「ジャクソン5」時代から知ってはいるけど
 最近はいろいろなスキャンダルだけで 過去の人のイメージでした。
 でもこの映画(ドキュメンタリー)を観てそんなことはどうでもいい。
 整形も奇行も 問題外・・・そんな気持ちになりました。

 このロンドンのライブはどんなに素晴らしいものになったか。

 リハーサルをつないでいるだけなのに マイケルの歌もダンスも最高。
 ダンスは 軽くステップを踏んでいるだけのように見えるけど
 バックダンサーよりも完璧。

 ロンドン公演で使われるはずだった「映像」もすごい。
 特に 環境破壊を訴えていた森林破壊の映像は圧巻。

 マイケルは歌ってダンスをするだけではなくて
 一つ一つの音、動き、すべてのことに対して 彼の頭の中には 
 完璧なシナリオがあるように スタッフに指示を出している姿が印象的。
 それもやさしくささやくように、時には冗談も交え 
 彼の人柄がにじみでているようでした。

 バックダンサー、コーラス、バンドの人たちがマイケルを尊敬し
 一緒に舞台にいられることだけで感激している様子や
 マイケル一人のパフォーマンスにスタッフ達が思わず見入ってしまい
 自然に拍手しているシーンなど感動的。

 でもだんだん観ているのがつらくなってきてしまいました。
 もっと観ていたいし 違う新しい歌も聞きたいのに
 もうそれはできないのです。

 この映像はあくまでリハーサルで 完璧主義のマイケルには
 これが公開されることは本意ではなかったであろうと思うと
 可愛そうな気もします。

 こんなに元気で素晴らしい復活を目前にして
 本人が一番悔しいでしょう。

 本当に残念です。

 
 

「天使と悪魔」

2009-06-14 22:45:54 | 映画


 宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、
   秘密結社・イルミナティの復活を探るべくローマへ旅立つ。
   17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、
   今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。
   ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、
   ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが……。(シネマトゥデイ)

  
  前作「ダヴィンチコード」は原作を読んで とても面白かったので
  期待して映画を観ました。わりと原作に忠実に描かれていたので
  そのぶん分かりづらかったように思いました。
 
  今回の「天使と悪魔」は原作を読んでいない私にも
  分かりやすかったです。バチカンを中心にローマ市内で起こった話だし
  行動範囲が狭いということは 内容もコンパクトにまとめた
  ということでしょうか

  ただ基本的に 日本人は宗教や秘密結社などとは無縁だし  
  「宗教と科学」の間にある溝の深さはというのも
  理解しにくいところはありますね。
 
  細かいところはあまり気にせずに ミステリとして楽しみ、
  ローマ市内を巡り、知的好奇心を少しだけ満足させてくれる
  エンタメ作品として2時間過ごせば それでいいと思います。

  「イタリア」に行きたくなりました。 

「スラムドッグ$ミリオネア」

2009-06-06 22:59:40 | 映画


 あらすじ
  テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、
  賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、
  インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと
  不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、
  この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、
  真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)

 アカデミー賞の作品賞や監督賞など 主要部門を取った作品。
 私も 期待して観ました。

 先日観た「グラン・トリノ」のように感動
 というほどではありませんでしたが、やっぱりいい映画でした。

 何より スラム街の子供たちの明るさ、たくましさ、過酷な境遇なのに
 他人をうらやむこともなく、精一杯生きている姿は胸をうちます。
 特に 歌のうまい子が盲目にさせられて物乞いをしているところに
 ジャマールが通りかかり 言葉をかわす場面は忘れられません。

 しかし スラムの子がスラムから脱出するには 
 ジャマールの兄の様に マフィアのような裏社会に
 身をおくことしかできないというのも悲惨です。

 ジャマールが いろいろな困難に打ち勝ってミリオネラに勝利したのは
 彼のひたむきさと向上心の賜物と同時に 仲間たちや兄の犠牲の上に
 成り立っているということは厳しい現実です。

 それでも、それだからこそ、ジャマールがミリオネラに勝利し、
 ラティカとの初恋を実らせたエンディングに ほっとして
 少しでも明るい未来を期待せずにはいられませんでした。

 正直 目を背けたくなる場面もありましたが、
 あらためて 貧困、宗教、格差、家族など 考えさせられました。

「グラン・トリノ」

2009-05-12 17:00:56 | 映画

 
 『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりに
 クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた人間ドラマ。
 朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、
 近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、
 自身の偏見に直面し葛藤(かっとう)する姿を描く。
 イーストウッド演じる主人公と友情を育む少年タオにふんした
 ビー・ヴァン、彼の姉役のアニー・ハーなどほとんど無名の役者を起用。
 アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語が胸を打つ。
                         (シネマトゥデイ)

  私は初めて クリント・イーストウッドが監督・主演の
  映画を観ました。今までの映画も評判も高かったし、
  たぶん 良い映画なんでしょうが、私が映画を観る時は
  リラックスしたり、心が安らいだり、笑ったり、ほのぼのしたり、
  そういうことを期待して 作品を選んでいました。
  クリント・イーストウッドの監督作品は 私には重過ぎる・・・。
  この映画も そういう一面もありますが
  やっぱり 素直に 最後には感動してしまいました。

  最初のシーン(妻の葬儀)で主人公の性格や 息子や嫁、孫たち
  との関係、が わかりやすい演出で すんなり映画に入っていけました。
  「遠くの親戚より近くの他人」といいますが まさに
  そんな映画です。

  そして ラストシーンは 私の想像を はるかに超えていました。
  でも『なるほど、納得』です。

  私には つらいシーンもありますが エンディングで
  少年が「グラン・トリノ」に乗って 明るい太陽の降り注ぐ
  海岸線を走る場面に 明るい未来を感じていました。

  そしてラストに流れる歌が 主人公の老人が自宅のベランダで
  ビールを飲みながら口ずさんでいるようで心に染みました。

  良い映画でした。

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

2009-03-19 21:27:51 | 映画

 とても暖かくてちょっと動くと汗ばむ程の陽気。

 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観ました。
 最近 観たい映画がなくて 
 この映画もどうしようかな~て思っていました。
 今週いっぱいで終わってしまうというので
 何となく見に行ってしまいました。
 3時間弱の映画で時間が長いので飽きてしまわないかと
 心配でしたが 全然そんなことなかった。

 前半はそれでも 物語に入りこめないところもあったけど
 ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)が
 どんどん美しく若くなっていく様に見入ってしまいました。
 子供時代からの付き合いで 初恋の人、
 デイジー(ケイト・ブランシェット)が年をとるとともに 
 普通に老けていく過程が 女性としては自分をみているようで 
 身につまされました。
 
 実母は自分の命と引き換えに赤ちゃんを生んだのに 
 実父は奇妙な顔をした赤ん坊というだけで 
 捨ててしまうというのは ちょっと理解しがたい。
 
 養母となったクィニーがとてもいい人で 
 育ったところが「老人ホーム」というのも良かった。
 老人の格好で生まれてきたことは周りにまぎれて 
 たぶんベンジャミンにとってもあまり違和感はなかったと思う。
 ベンジャミンはどんどん若くなっていく人生で 
 素直で謙虚で自暴自棄にもならずに 
 自分のもって生まれた運命を受け入れ 
 逆らわずに生きていく姿に 私は素直に感動していました。

 ベンジャミンがデイジーと別れて十数年後、
 (ベンジャミンは60歳ぐらいデイジーは55ぐらいかな
 デイジーに会いにくる場面での
 ベンジャミンがなんて若く美しいのでしょう。
 その後 デイジーがベンジャミンに背中を向けてドレスを着るシーンでの
 デイジーのしみの浮き出た背中・・・。
 その姿をベッドのなかから見ているベンジャミン。
 そのお互いの容姿の差は 
 女性にとっては耐え難いほどの悲しみだと思います。

 普通に年を重ね 周りと同じに時間が過ぎていくことは
 当たり前のことですが、それが一番幸せなことなのだということを
 教えてもらいました。
 

「マンマ・ミーア!」

2009-02-22 17:57:55 | 映画


 久しぶりの映画です。
 「マンマ・ミーア!」
 本当は舞台が見たかった。
 
 中高年がものすごく元気ではしゃぎっぱなしの映画。

 ドナとその友人ターニャとロージーの3人が久しぶりで会う
 シーンでは ちょっと引いてしまいましたけれど
 とにかくABBAの懐かしい曲に どんどん引き込まれていってしまい
 「ダンシング・クィーン」ではすっかり はまってしまいました。
 ABBAの曲は どれもメロディーは知っていますが
 字幕スーパーで「こんな内容の歌だったんだ」と
 あらためてわかりました。

 後半の
 ・ドナとソフィによる“"Slipping Through My Fingers”
  母親の娘に対する思いがストレートに胸に迫りジ~ンときました。

 ・ドナによる“The Winner Takes It All”
  ドナ(メリル・ストリープ)の歌唱力が素晴らしい。
  本当に彼女が歌っているんですよね。

 ドナと友人の3人、父親候補の3人、の中年組が
 かなりテンションが高く 娘と婚約者など若者達が
 かなりまともでどちらかといえば 保守的にみえてきます。
 特に娘のソフィーは 母のために自分の夢を捨てて
 ホテルを継ごうとするなど なかなかいい娘ですね。

 皆 それなりに歌がうまかったのに サム(ピアース・ブロスナン)
 だけがちょっと・・・残念
 
 とにかく 内容よりも 楽しくノリのいい曲
 エーゲ海のまぶしい太陽と海の青さを堪能してください。