taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

「魂萌え」

2007-02-25 12:14:45 | 映画
強風
 「魂萌え」を観ました。
 今年 2本目です。

 去年の暮れ NHKのドラマの再放送をみて
 映画も 絶対見にいこうと思っていました。

 主人公の年齢が59歳ということで 私よりちょっと上ですが
 主人公の敏子(風吹ジュン)が かわいらしく どんどん素敵に
 変っていく姿が 印象的でした。

 敏子の夫が 急死してしまい葬儀が終わったその日に
 夫のケイタイが鳴り そこから物語が始まります。
 今のこの時代だからこそ 成立する話ですよね。

 専業主婦で 子育て、家計のやりくり、等 何十年も
 やってきた主婦が 夫に愛人がいて(10年も前から
 愛人が出した店に 資金援助までしていたなんて。

 これが 私に起こったことだったら・・と想像せずには
 いられませんでした。

 張本人の夫は亡くなってしまったのだから
 文句を言ったり気持ちをぶつける相手がいないというのは
 妻としては 本当につらいことですよね。
 夫との平凡でも 穏やかな生活がその日まで 続いていたのでしょうから
 裏切られていた、だまされていた、という思いは強烈だと思います。

 学生時代からの友人も 自分のことだけを考えている
 あまり頼りにならない子供達にも 結局 彼女の気持ちは
 わからないでしょうから 彼女が自分の気持ちに折り合いをつけて
 これからの人生を 歩んでいかなければならないという事でしょう。

 そこのところが 敏子が失敗したりしながらも
 少しずつ強くなって、きれいになっていくのに共感しました。

 世間知らずで 社会から取り残されてしまったように思われている
 専業主婦が 彼女の資質なのか おばさん独特のおせっかいと
 人の良さで いろいろな人とかかわっていく姿は身近に感じました。

 三田佳子が演じた 愛人の 何か本妻に遠慮しているような
 それでいて 本当の「夫」の姿をしっているのは私よという
 態度の演技は すごいな~と思います。

 最後の場面で 「ひまわり」の映画のシーンが画面に現れて
 嬉しくなりました。この映画は 私が高校時代?にみた映画で
 今でも あの一面にひまわりが咲いているシーンなどを思い出します。

 あの頃は ずいぶん 大人の映画を 観ていたんだな~って
 あらためて思いました。
 
 

 
 

「花と草と風たち」

2007-02-23 23:31:14 | 読書

 
 
 「花と草と風たち」(中下 八重著)日貿出版社

 写真があまりよく映っていませんが
 中身の濃い とても素敵な本でした。

 私の友人のSさんから 教えていただいた
 画集とエッセイの本です。

 どのページを開いても 丹念に描かれた水彩画と
 四季折々のエッセイが満載の本です。

 題材は 身近にある野菜、果物、庭や道端の草花などです。

 私は それらを ひとつひとつ見ているうちに 
 今まで見過ごしてきてしまった雑草までもが
 生き生きと描かれ、可憐で精一杯咲き誇っている姿に
 見入ってしまいました。

 特に 私はいろいろな種類の「葉」に心惹かれました。
 一言で「緑の葉」といっても
 ゆずの葉のエメラルドグリーンの色、
 大根の葉のきれいな黄緑の色、
 マンリョウの薄茶色を感じる緑色、‥。

 花屋で仕事をして 「アートフラワー」を教えている
 私は いつも花に囲まれていて かえって見過ごして
 しまっていることが たくさんあることに 
 気づかせてもらいました。

 丁寧に描かれた一枚一枚が 著者の生活そのもののように
 思われ、毎日ドタバタと生活している私の生き方を 
 考え直す「ひととき」を与えてくれました。

 気持ちの優しくなれる本です。
  
 
 
 
 

 

義母が亡くなって・・・

2007-02-22 09:12:42 | Weblog

 義父が亡くなって 1年2ヶ月。
 義母が亡くなりました。

 義母は5~6年前から認知症が出始めました。
 最初に「おかしいな」と思ったのは 夫の実家の
 冷蔵庫を 開けた時「お箸」がしまってあったことからでした。

 夫に そっと言ってみたら「(自分の親に限っては)
 そんなことはない」と言われ 不快な顔をしたので
 私は 黙ってしまいました。

 その時から 病状が少しずつ進行していったように思います。
 財布 入れ歯 メガネ 等 どこにしまったか
 忘れてしまい、ビックリするようなところから
 出てきたりしていました。

 金銭感覚も無くなり (私の子供の)お小遣いと渡された
 封筒に今までにない大金が入っていて あわてて
 返しに行ったこともありました。

 3年ぐらい前から 私(嫁)や子供達(孫)の顔がわからなくなり、
 義母は 大人の女の人は「ママ」、男の人は「パパ」
 ちょっと若い人は「坊ちゃん」などと 呼び分けていました。

 何度も同じ話を 繰り返して 話してはいましたが
 受け答えは しっかり、はっきりしていて
 時々 私は「本当に認知症」なのと思うこともありました。

 義父が亡くなってから 独身の長男と ヘルパーさんに
 お世話になりながら 実家で暮らしていました。

 体力が無くなり 食べられなくなり 2月2日に入院しましたが
 その日まで 這うようにしてトイレに行っていました。

 そして入院して 2週間、逝ってしまいました。
 
 私達が 病院に行くと最後まで「寒くはないか?」
 「お茶は?ご飯はたべたか?」と心配していました。

 義父は眠ったままの「大往生」でしたが、
 義母も自分の寿命が わかっていたかのような
 「大往生」といえるのではないでしょうか。

 
 

  

「チーム・バチスタの栄光」

2007-02-06 14:46:41 | 読書

 春のような 暖かな一日でした。

 「チーム・バチスタの栄光」(海堂 尊著)を読みました。

 面白かった

 第4回「このミステリがすごい」大賞 受賞作ですが
 最初から最後まで 飽きることなくのめりこんで
 読んでしまいました。
 
 病院を舞台にしたミステリーですが、登場人物のキャラクターが 
 とても 個性的でわかりやすいし 筋立ても 無理が無いし 
 海堂氏は現役の医師だそうですから、病院内部のことなど
 専門知識も駆使して 説得力があり 本当に面白かったです。

 主役の田口医師が いやいやながらも調査を開始して
 解決する話かと思いきや 途中からもっと変わり者で
 個性的な白鳥圭輔が登場して ますます面白くなりました。

 田口&白鳥のコンビの名探偵ぶりを もっと読みたくなりました。

 是非 ミステリー好きの皆様におすすめします。

 
 

 

車が来た・・・

2007-02-05 18:28:07 | Weblog
時々


 
  
 私が 買い物などで乗るだけなので
 軽自動車でいいかな・・って思いましたけど。

 日産マーチです。
 我が家は もう15年ぐらい 日産車ばかり乗ってます。
 別に これといった理由はありませんが・・・。

 そして今回も やっぱり「マーチ」になってしまいました。

 ナビがついているので 何かうれしいです。

 知っている所に行くにも ちょっとナビを設定したりして
 楽しんでいます。

 写真の場所は 笠間稲荷神社の境内です。
 初ドライブは まず 交通安全祈願に行きました。

 私も夫も どちらかというと 無神論者ですが
 車を買うと お祓いだけは 毎回行きます。

 それで 安心できれば 安いものです。