「バンテージ・ポイント」を観ました。
今年 4本目です。
"vantage point"とは 直訳ですが
「有利な地点」という意味
映画が始まってすぐに アメリカ大統領の暗殺と
爆破事件が起こり 最後まで息をもつかせぬ勢いで
映画は進んでいきます。
前半は シークレット・サービス、警察官、その場に居合わせた観光客、
大統領、犯人のテロリスト、などの視点から
大統領暗殺時の場面までの時間が それぞれ何度も繰り返されます。
少しずつ視点を変えているので 新しい発見があるのですが、
何度もテープが巻き戻されて、午前11時59分57秒に戻って
またそこから始まります。視点が違うと 同じ場面を見ていても
全く違う意味になっていて 面白いと思いました。
後半は カーチェイスの連続で スペインの街中を
走りまわり、あっという間の100分間でした。
最近は 150分くらいの映画が多いように思いますが
100分というのは 緊張感とスピードがあって新鮮でした。
テロリスト達の心情や 知らずに爆弾を運んでしまった
警察官などのことが イマイチわかりづらかったですが、
意外と面白い映画でした。
最後に犯人と闘う「アメリカ大統領」の場面があって
やっぱりっていう感じでした。
アメリカ人は強い大統領をもとめているのですね。