一月も今日で終わりです。
このままでは 今年も何もしないうちに
あっという間に 終わってしまいそう
今月 読んだ本です。
「ぼんくら」 宮部みゆき
「グダグダの種」 阿川佐和子
「ずっとやくそく」 黒柳徹子、鎌田實
の3冊です。
「ぼんくら」は数年前に読みましたが、
なんだか 井筒平四郎と甥の美少年・弓之助に会いたくて
また読んでしまいました。この物語は ストーリーよりも
登場人物のキャラがとても面白いし 魅力的で やっぱり
今回も 面白かったです。
「グダグダの種」はエッセイ集ですが、
著者の阿川佐和子氏と年が近いせいか、「そうだよね」と
つい 読みながら頷いてしまったりして 身近に感じてしまいます。
仕事の合い間に チョコチョコと読むには 良い本でした。
「ずっとやくそく」は黒柳徹子、鎌田實、両氏の対談とエッセイの
本です。軽い気持ちで手にした本でしたが、内容はちょっと
違いました。黒柳氏はユニセフの親善大使として
鎌田氏は日本イラク医療支援ネットワークを通して
世界の恵まれない子供達を 支援しています。
新聞やテレビなどで 少しは知っているつもりだった私は
改めて 世界の子供達の現状に驚きました。
あまりに 日本の子供達とは違います。
これ以上 悲惨な状況はないのではないかという子供達が
世界中に たくさんいるということに 衝撃を受けましたが
それでも 子供達は必死で「生きたい」と願っています。
劣悪な難民キャンプでも、エイズに冒されている子供達も、
ゲリラに手足を切り落とされてしまった子供達も、・・・です。
そのような 私からみたら 夢も希望も持てない状況でも
「自殺」ということは 聞いたことがないという話に
けなげな子供達に 胸がいっぱいになってしまいました。
「大人になったら 何になりたいの?」という問いに
「生きていたい」と答えた女の子に 涙が出ました。
一度 この本を 皆さんも読んでみてください。
活字もちょっと大きくて 他の話題もあって 読みやすい本です。
この中で「かぞく」という章で鎌田氏が
「いい家族を作るためにはお互いがちょっと歩み寄ったり、
心を配ったり、ときには時間をたっぷりかけながら、
育てていく必要があるように思います。そう、
いい家族はあるものではなく、育てるものなのかもしれません。
いま、いい家族の中にいる人は、その家族のみんなが
目にみえないところで努力したり、心配りをしているから、
なのかもしれません。きっとそうだと思います。・・・」
という一文があります。本当に胸にしみるいい言葉だな~、
と思い 私もそういうふうに 努力しようと思いました。