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明日から6月とは思えないほど
寒い一日でした。
今月読んだ本です。
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「夜明けの街で」 東野 圭吾著
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
「鈍感力」 渡辺 淳一著
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}「夜明けの街で」
ミステリーともいえないような、不倫をしている
男女
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のお話。ごく普通の男性が職場の若い女性と
不倫関係になってしまいます。もちろん 東野氏の
小説であるから、その出会いも彼女のある思惑から
作られたものだったし 過去の事件の真相も明らかに
なっていきます。
彼が彼女に会うために、妻に対してアリバイ工作を
したり、逆に気を使って家庭サービスをしたり
涙ぐましい努力に苦笑してしまいました。
私が一番共感をこめて読んだのは 妻の有美子の
態度です。夫の不倫を知りながら でも気づかない
ふりをして、淡々と日常生活を送るということは
普通の精神状態ではなかったでしょう。
こういう時は 大体夫は「妻には絶対ばれていないはず」
って思うようですね。
もし私が有美子だったら やっぱり有美子のように
したと思います。だけど・・・
有美子が気づいた時
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に、夫を責め ののしり 大喧嘩に
なっていたら
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・・・ちょっとその展開もみてみたいと
思いました。
不倫とは いつも会えなくて だからこそ何としても
会いたくなり 限られた時間であるから 新鮮な気持ちで
いられるのでしょう。
もし妻と離婚して 彼女と結婚したら、その瞬間から
また 前と変らない結婚生活が始まるのだという 想像力が
彼にはないのだろうか
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等と思いながら
読み終えました。
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「鈍感力」
「鈍感」という言葉でイメージするものは、
「にぶい」「きがつかない」「とろい」
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もっとつきつめれば「馬鹿」「アホ」というマイナスで
だめないけないことのように 思われています。
でも見方を変えれば こんなに良いことばかりですよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0145.gif)
、
という本です。
つまり「鈍感力」のある人とは どういう人かというと
叱られても叱られてもへこたれない人、ストレスを
ためない人、ストレスを感じない人、よく眠れる人。
こういう人は 血もサラサラと流れ 前向きに物事にも
取り組める、結果 健康な人です。
そして 夫婦関係においても「忍耐」や「あきらめ」
の結果「素敵な鈍感力」が芽生え 二人を支え守って
幸せな
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老後を迎えられる・・・そうです。
一つ、一つ、に なるほどと 納得して 頷きながら
読んでいました。実際こういうふうにできるかというと
やっぱり難しい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0159.gif)
一歩間違うと 人の意見を聞かず、わがままで、
自分の意見だけを押し通し、世間体や他からどう思われるか
等少しも考えず、周りに気を使うこともなく我が道を行く、
そんな人になってしまいそうです。
程よく「鈍感力」を身に着けるのは難しく、
天性のものが左右してくるように思いました。