今年 2本目の映画は「博士の愛した数式」です。
小川洋子さんの原作で 話題になっていた時に
読みましたので 楽しみにしていました。
キャスティングは良かったと思います。
それぞれ 原作の雰囲気を損なわずに はまっていたと
思います。原作を読んだ時の私の博士のイメージは
もっと体の大きな人で かなりの変人(病気以外でも)で
人付き合いのできない・・・と思っていました。
映画では わりと普通の人でしたね。
博士と義姉との関係も 最初からはっきり描かれていて
わかりやすかったと思います。
√が先生になって数学の授業を するところから
始まるのですけれど 見ていてすーっと数学の授業に
入っていけました。
ラストシーンは 私は原作の方が好きです。
とにかく 見終わったあとにやさしく温かな気持ちに
なれる映画でした。小泉監督の映画は「阿弥陀堂だより」
も観ましたが 本当に映像がきれいで 心休まる映画ですね。
でも、でも、原作とは微妙に何かが違うんですよね。
雰囲気とか、ニュアンスみたいな・・・何かが。まあ、
小説は小説、映画は映画ですから。
原作を読んだ方は 原作と映画を比べないほうがいいと
思います。どちらも心温まるストーリーですから。
私は もう一度原作を 読んでみたくなりました。