taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

博士の愛した数式

2006-01-27 19:21:34 | 映画

 今年 2本目の映画は「博士の愛した数式」です。
 小川洋子さんの原作で 話題になっていた時に
 読みましたので 楽しみにしていました。

 キャスティングは良かったと思います。
 それぞれ 原作の雰囲気を損なわずに はまっていたと
 思います。原作を読んだ時の私の博士のイメージは 
 もっと体の大きな人で かなりの変人(病気以外でも)で
 人付き合いのできない・・・と思っていました。
 映画では わりと普通の人でしたね。
 博士と義姉との関係も 最初からはっきり描かれていて
 わかりやすかったと思います。
 √が先生になって数学の授業を するところから
 始まるのですけれど 見ていてすーっと数学の授業に
 入っていけました。
 ラストシーンは 私は原作の方が好きです。
 とにかく 見終わったあとにやさしく温かな気持ちに
 なれる映画でした。小泉監督の映画は「阿弥陀堂だより」
 も観ましたが 本当に映像がきれいで 心休まる映画ですね。
 でも、でも、原作とは微妙に何かが違うんですよね。
 雰囲気とか、ニュアンスみたいな・・・何かが。まあ、
 小説は小説、映画は映画ですから。
 原作を読んだ方は 原作と映画を比べないほうがいいと
 思います。どちらも心温まるストーリーですから。
 私は もう一度原作を 読んでみたくなりました。