taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

「流星の絆」東野 圭吾 著 読書日記

2009-07-09 23:01:45 | 読書


  内容紹介
  惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。
  「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
  14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、
  妹の恋心だった。

  「この小説は私が書いたのではない。
   登場人物たちが作りだしたのだ。」――東野圭吾

  息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、
  涙がとまらないラスト
  すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰

 
  東野 圭吾氏の小説は読みやすいので 一気に読んでしまいました。
  テレビドラマにもなったし(私は見ていませんでした
  それなりに面白かったけど・・・
  <すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰>
  とは ちょっと大袈裟かな

  三兄妹の養護施設での生活の描写が少ないので、
  かなり苦労したんだろうな~と思うけど
  多分 そのあたりが描かれていないので 大人になってからの
  三兄妹の「絆」の強さや「魅力」があまり感じられませんでした。

  三兄妹が詐欺に手を染めるようになった動機もよくわかりません。
  残された幼い兄妹が 生きていくために味わった苦労や
  三人で必死に生活してきた過程が もう少し深く描かれていたら
  私も三人に感情移入ができたでしょう。

  この物語で一番気になった登場人物は戸神行成です。
  気持ちの優しい、心の広い好青年で 
  「ほんとに静奈でいいの」と
  余計な心配をしてしまいました。

  私としては「容疑者Ⅹ」の方が断然面白かったです。