北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

幽かな記憶

2013-05-23 15:55:04 | ウォーキング
数日天気が悪かったので、久しぶりのウォーキングだ。
釧路川河口に近いPに停めてルートも決めずに歩き始めた。
臨港鉄道の線路跡に沿って米町(よねまち)方向へ。
そう、港文館の裏から米町、春採湖を通って貝塚、東釧路から久寿里橋まで昔は臨港鉄道が通っていたのだ。今は、その路線の一部が残り、石炭列車が走っている。
久しぶりの晴れ間に気持ちも和み、ウォーキングと云うより散歩のようなペース。船にペンキを塗っている人も気持ちが良さそうだ。
南大通りの交差点を渡ってすぐ、家の間に坂道を発見。
通ったことのない狭くて小さな坂道。迷わず入って行く。何故かこんな路地が好きなのだ。
知らない道を歩くとワクワクする。


路肩に石碑と案内板。この坂道は、昔商売で財を成した人が作った私道らしい。


さて、歩いているといつも考えるのがウォーキング後の「御褒美」
この「御褒美」が無ければ、今頃は大分細くなっているのだが、もうこの年になると、オネエチャンも寄って来ないし 食うことだけが楽しみなのだ。
この付近、米町にはラーメンの名店「まるひら」がある。近々店の改装で休業するとか聞いてたが・・・・・残念、すでに休業中だった。
「まるひら」に向かって歩き始めた時から頭の中はラーメンでいっぱいだったので、今さらラーメン以外を食べようという気持ちにはなれない。
ラーメン屋を探さねばならない。体中がラーメンを欲しているのだ。違うものを食べたら体が変になる。ガソリン車に軽油を入れるようなものだ。
若者ならスマホとか云うものを使って情報を得るのだろうが、オッチャンは過去の記憶だけが頼りだ。
(???・・・・・う~~ん、絶対に何処かに店があるはずだ・・・・・幽かな記憶が蘇る)
食べたことは無いのだが、昔々、母親が「学校の裏側に美味しいラーメン屋さんがあるらしいね」と云っていたことを思い出した。その時は、満席で諦めたのだが店へのルートだけは 何となく記憶している。
記憶を頼りに今は廃校となった小学校へと向かう。
その時は父の運転する車だったが、確かこの道を行ったはずだ。
あった。ラーメンの幟発見。記憶とはスゴイものだ。店名もわからないのに空腹が力を与えてくれた。


カウンター5席、テーブル4卓、座敷2卓の小さな店に先客2組。店は、最近建て替えたのか新しいようだ。
大盛と云いたいのをグッと飲み込んで普通の醤油ラーメンを注文。
出来上がりを待っている間に思うことは (大盛にすれば良かったな~)
出てきた醤油ラーメンは、私好みの透き通ったスープとシンプルな具。


(あ~~、やっぱり大盛にすれば良かった)


味は・・・・・旨い。チャーシューは私の嫌いな脂身をカットしてある。
「私の好きなラーメン店」に文句なしのランクインだ。
今度は絶対に大盛を食べようと心に誓い駐車場の位置を確認して店を後にする。

昔、映画「挽歌」のロケ地となった浦見町を歩く。葉の少ない並木が寒々とした釧路らしさを演出している。
出世坂を下りて釧路川河畔へ到着。


もう少しで駐車場と云う所で、ビルの壁に人影を発見。屋上からロープで下りて窓を清掃しているようだ。見ているだけで股間がゾワゾワする。


写真を撮った時は、既に下の方だったので残念。


「もう一回、上から降りてきて~」と云いたかったが、怒られそうなのでガマン。
こう云う高い所へ上がることができる人って、股間がゾワゾワしないものなのだろうか。
慣れなのか、それともゾワゾワするほどのものが最初から無いのか、さあ、どっちだ。