北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

乙女の・・・・屁

2015-08-20 20:49:31 | 日記
急に 周りがウルサイと感じた。
静かにして欲しいと思った途端 掛け声と共に私の身体が持ち上げられ、何処かから何処かへ移動した気配。
(そうだった、手術されたのだ。と言うことは無事終わったのだろう) と思ったらまた少し眠ってしまった。

本格的に目覚めた時には病室のベッドにいるのがわかった。
パンパンに膨らんだ水枕のような点滴が二つも吊るされていた。



(そうだ、ジェームスは無事なのだろうか) と手探りで愛しの相棒を探す。
(あった、ジェームスは健在だった・・・・が先端から管が出ているようだ)

病院と云うところは、穴の開いている所へは何でも入れたがるし穴の開いていない所へは無理して穴を開けたがる。



色々な管を入れられてベッドに寝かされ、「動くと出血するから一日は動かないで」と脅された。
素直な私は人形のように仰向けのまま、ジェームスだって首輪を付けられた犬のようにワンとも鳴かない。

しかし、しかし腰が痛い。昔から痛めている腰が悲鳴を上げている。


それで看護師さんに訴えたら「横向いて良いですよ」と言う。
「動くなと言われていますけれど・・・・」と言ったら、「腹筋使わないように巧く横向いて」と言われた。

だから、静かに 静かに横向いて・・・・・でも辛いなぁ・・・・・



聞いたところでは手術の予定時間を30分程オーバーしたらしい。
だから (あっ、こりゃ手遅れだ) とそのまま閉じたわけではないようだ。

夕食の時、背中の部分を起こして 横の世界から縦の世界へ少しだけ仲間入り。

本当に不味い病院食を与えられて、また横になり やっと点滴が空になったと思ったら新しいパンパンの袋と替えられてゲンナリ。

看護師さんに「オナラ出ましたか?」と訊かれたので
「さりげなく、しとやかに」と言って笑われた。

だって腹筋に力を入れずに屁をするのは とても難しい。

だから、しとやかさに溢れた「乙女の屁」のようになってしまうのは 不本意ではあるが仕方がないことなのだ。