お寺の帰り、イオンへ寄って欲しいとの仰せ。
広い店内で私の大嫌いなダラダラとした買物が始まった。
一度レジに近寄ったので(やっと終わりか)と思った途端、またクルリと方向転換。
何かを思い出したのだろう。
それでも何とか会計が済んで袋に詰めている途中で「ATMへ行くから車へ戻っていて」と云われ、私はゴロゴロとカートを押して買ったものを車に積み込みアノ方をずーっと ずーっと待つ。
多分ATMへ行ったついでに寄り道をしているのだ。
財布の中に現金が増えたことが嬉しいのか、やっと私の10倍も元気な姿で現れ、財布が膨れた分だけ車内では騒がしい。
彼女の元気に反比例して私の体調は下降する。
アクセルを踏む足にも力が入らず、前のドン臭い車を追い越す気力も無く制限速度以下のスピード。
ふと路肩を見ると、何と移動式オービスと目が合った。
一瞬、ヤバイと思ったけれど、今は亀さん状態の真っ最中だった。
これが「う●こ」を我慢している時なら絶対にゴールド免許が消えていたねと云われてしまった。