北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

イレイザー

2013-09-29 16:59:30 | 旅行
最初に断わっておきますが、気の弱い方は読まないで下さい。
また、読んだ方も読後の記憶を即消去してください。

天気予報では、北海道全域に晴れマーク。
これは行くしかない。予定がないと云うスリスリ娘を誘って阿寒湖へ通じる国道240号、通称まりも国道を北へ向かうことにした。
まりも国道から見た雌阿寒岳と阿寒富士(スリスリ撮影)


もう寒いと思うのだが、カマキリ型のバイクが後ろへついた。(スリスリ撮影)


これは、雄阿寒岳。スッキリとした山容の山だ(スリスリ撮影)

先ずオンネトーへ。阿寒湖の西にある、別名五色沼と呼ばれる小さな湖だ。
ブログ友の亮さんが最近登った雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)が湖の向こうに綺麗に見える。


一緒に登ろうと誘われているが無理、絶対無理。100%無理。この前上った夢ケ丘展望台でギリギリ。目測で夢ケ丘の何倍高いのか測ってみたが断念。
比較の対象外だ。
カメラで最大にズームアップして登山者が見えないかと探してみる。


ガレ場の大きな岩がクローズアップされて、思わず腰が引ける。


最近、マニアックなこの湖へバスが入ってくることが多くなった。
当然だが、バスが到着した途端 人が増える。


今日は、この奥にある「湯の滝」へ行こうと思った。以前2度行ったが、世界的にも珍しいマンガン鉱床が露出している場所として有名だ。
その横を、湧き出た湯が滝となって流れ落ちている。
露天風呂もあったように思う。

駐車場から1.4kmの遊歩道がある。片道20分程。骨折完治後の最初の試験には丁度良い長さだ。

自然林の中の道は石がゴロゴロしていて歩きにくい。骨折部にモロに負荷がかるので慎重に歩く。時々鈍い痛みを感じるので、できるだけ平坦な場所を探す。


久しぶりに、自然の中を歩いたので腸の動きが活発化したのか、急に●●●をモヨオシテきた。
道路の横の表示を見るとまだ1kmもある。「湯の滝」の横にはトイレがあったハズだ。気分を落ち着け、心を無にして進む。
熊避けの鈴を下げた夫婦とすれ違い「こんにちは~」と挨拶を交わすが気持ちが入っていかない。
緊急事態に備えてスリスリに、「●●●が……」と打ち明けてポケットティッシュをもらう。
スリスリに父親が●●●を漏らした などと云う記憶を植え付けてはならない。
昨夜食べた、食い放題の焼肉が一気に解放されたがっているようだ。

木陰に熊の形の黒い老木を見つけて怯えた瞬間、緊張が抜ける。


(こ、これは……マズイかも知れない)
無意識に人目につかない繁みを探す。
スリスリが察知して「お父さん、の●●する?」と心配そうにするが拒否。
汗だくで拒否。
しかし、オカマっぽい歩き方では、思ったほど進めない。

ふと、気が付くとスリスリがいない。
「お~い」と呼ぶが返事もない。心配になり、せっかく進めた貴重な距離と時間を……巻き戻す。
しばらくすると、カーブの向こうからスリスリが無事に姿を見せる。
「おい、何やってるんだ。」
「変わったキノコがあったの。ホレ、珍しいでしょ」と液晶画面を見せるが、そんなもの目に入らない。


「おい、今はキノコじゃなくてトイレが最優先課題だ。ト・イ・レ」
「だって、ホレ、このキノコ。見たことないでしょ」
「キノコは帰りに好きなだけ見せてやる。今はトイレだ」
怒鳴りたいが、声に力を入れることは無謀だ。自滅につながる。

スリスリは●●を省略して「」したらと降伏を勧める。さすがに女では●●とは口に出しずらいようだ。
私も降参しようと草むらへ一歩入ろうとした瞬間、二人連れが前方のカーブから現れた。
一度、降伏を決意してからの戦いはキツイ。
帽子が濡れるほどの汗を感じる。
「こんにちは~」と交わす挨拶の時も、気をそらすように天を仰ぐ。


誰も居なくなったのを確認して、もう一度草むらへ。
多分、半世紀ぶりぐらいの「」。
解放感に浸り、遊歩道に戻ったが足元がふら付いて普通に歩けない。
緊張が抜けて脱力感に襲われる。前を見るとスリスリがヘロヘロ状態の私を撮っている。
」の記念だそうだ。
娘の記憶にも、カメラにもしっかり記録されてしまった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。