そんなに 見ないで

珍しく 手鏡を持ちながら一生懸命ヒゲを剃っていたらモミアゲの付近に長い毛が数本。
ハサミで切った方が良いのかと思い引っ張ってみたら、何か様子が違う。
髪の毛ではないようだ。

先を辿っていってみたら・・・・何と耳の穴へと向かっている。
(お前の出身地は 耳穴なの？)
もしかしたら・・・・耳毛？
それも3本も長いのを確認できた。

「お～～い、大変だ。耳の穴から長い毛が出ている」と大騒ぎ。

でも「見てくれ」と云っても 誰も近づいてこない。
「切ってくれよ」と云っても 「嫌だ、気持ち悪い」と云われてしまう。

「気持ち悪い」とは無礼な。生えている場所が違うだけで同じ毛じゃないか。

頭に生えているのも、脇に生えているのも、それからアソコに生えているのも全部同じDNAのはずだ。それを場所で差別するなんて許せない。


顔をグイッと捻じ曲げて 見ていると しだいに耳毛が愛おしくなるのだ。
こんなに長くなるまで気が付いてあげられなくて、ゴメンと云う気持ちになる。
でも、謝ってはみたものの邪魔なので何とかしたい。

それで病院で診察待ちの間に寄った理容室で散髪している時に「何とかならないか」と云ってみたら「抜いてあげるよ」と云う。

「抜くのは痛そうだから 何とか切ってよ」とお願いして 耳の穴をグイッと広げてカミソリの先でゾリッ。
ついでに反対側も見てもらってゾリッ。

耳とは云え、他人に穴を見られるのって・・・・・何か恥ずかしい。

よっしゃぁ～

今日は2ケ月に一度の定期診察日。

ヒゲも剃ったし 口もキレイにした。
パンツだってお気に入りの「ナルニア」柄だ (過去のブログ参照)
これで看護師さんに大接近しても大丈夫。
爪も切ったし、もしも もしも何かあったとしても「イタイ」なんて言われないだろう。

「よしっ、行ってくるかぁ」と元気よく自宅を出たものの、病院駐車場は満車。
それに空き待ちの車が沢山ウロウロしている。
だから少し遠くのスーパーに置かせてもらってウォーキングを兼ねて歩いた。

採血は美貌の若い看護師さん。
「お手柔らかに」とお願いしたが、ブスリと刺された時に「うっ痛い」と云ったら
「優しくできなくて・・・ゴメンなさい」と妙に色っぽい。

それだけで「痛いの」なんか 何処かへぶっ飛んだ。

それで結果は血圧が少しだけ高くなってきたような気もするが、肝機能も正常値に戻ったし、その他の数値も異常ではあるが微量好転。
昨日食べてしまった ギトギトラーメンの影響も無く、ウォーキング・ジョギングの効果が出ているようだ。

山のように出された薬は変わらないが、帰りの足取りは軽やかで スキップ スキップ ランララン。

ギトギトでドキドキ

家内ルンバの希望で「こってりラーメン」を食べた。

味はかなりのもので、併せて注文した餃子と共にペロリとたいらげた。

ルンバも私も 食後の薬をポケットからモゾモゾと出して口に入れる。
外出先で薬を飲むのは、慣れて来たとは言え少し恥ずかしい。

特に食事をした後に薬を飲んでいると、店の人には「胃薬」でも飲んでいるように思われ イヤミな行動にとられるのではと、
小心者の私は余計コソコソとしてしまう。

一粒ずつ口に入れながら目の前のラーメン容器を見てみると、残ったスープの表面に油が浮いてきたのか一面ギトギトになっていた。
旨かったのだが、ここまでコッテリだとは思わなかったので大ショック。

だから、翌日のウォーキング途中のジョギングは いつもより距離を延ばして1.6kmを走った

明日、2か月に1度の定期診察日だから、最後のあがきだ。

毎日ではないけれど、寒い日にも雪が降って道が悪い日でも頑張って歩き一生懸命走った。
そうそう、それに雪かきだって 少しは頑張った。

だから、多分、検査結果は良くなっていると思いたいのだが、ラーメンのギトギトが どうしても瞼に浮かんでしまう。

てやんでぇ

早朝から雪かきを頑張った家内ルンバ慰労のために、夕食は外で食べようと提案をした (この辺に私の優しさが見え隠れしている)

途端にガバッと食いついて目を輝かせるルンバ。

「何処でも良いよ、何が食べたい？」(ここにも優しさが見えるだろう)

私の頭の中には寿司屋(もちろん回転するやつだ) やハンバーグ屋にイタ飯が浮かんでいるのだが、ルンバの口から出たのは 近くのラーメン屋。

「ホントにラーメンが食べたいの？」と云ってみたが、そう云えば最近ラーメンを食べていないから 食べたくなったのかもと軽くならずに済んだ財布を持って家を出た。

「ラーメン店 ばかあたり」は釧路ラーメンからの定義からは外れ 少し濃厚なスープが自慢の店だ。

限定品の「濃厚煮干し醤油」があると云うので私は注文。
ルンバは「生姜味噌(豚骨？) 」スリスリ娘は「濃厚醤油」
それぞれのスープを少しずつ頂いて味を比較する。

そこへ珍しく息子ジュニアからメール。
ジュニア一家も隣町の私が好きな有名ラーメン店へ行っているらしい。
「どうだぁ、羨ましいだろう」と云うメールだ。
だから、私も
「てやんでぇ、こっちだって ばかあたり じゃい」と写真添付で返信しようとするのだが・・・・・どうしても写真が添付できずに 文章だけで送信(涙)

写真をスマホで撮ったのだが、パソコンへ転送する術を知らない。
まぁ、そのうち できるようになるさ・・・・・多分。

疑似餌に食いつく魚の心理

新雪が降ったのだから、真っ白い雪とSLの黒とで きっと素晴らしい写真が撮れるのではないかと思いカメラバッグを手に車で走った。

雪道はノロノロ運転の車が多く、時間に追われてやっと遠矢駅に着いて時刻表を確認。

通過5分前だと思うが ここにはカメラマンがいない。

ホームから線路を見てみたら、除雪はされているのだが車両が線路を走った形跡がない。
予定時間を過ぎてもSLの気配が無い。むむむ・・・・・もしかしたら運休？(涙)

帰る途中 携帯会社へ行くことにした。
購入したスマホ、お試しで色々なバックを使えるようになっていたのだが、使わない機能をどんどん解約して身軽にするためだ。

カウンターでキーボードを叩くお姉さまの指を見て目の玉が丸くなった。

ネイルアートと云うのか 付け爪をしてキンキラキンの小さな星が沢山光っている。
それがキーを叩くたびに光り輝くので思わず見惚れ、疑似餌に食いつく魚のようにパクッとしたくなって、自分を抑えるのに困った。

キンキラキンの美しい手を見たことが無かったので耐性ができていない。
Tバックも見たことないし、目の前にバカッと出されたら、我を忘れて食いつくに違いない。

あぁぁぁぁ、色々なことに 少し自信を無くしてしまった。