忘れてはならない日

今日は忘れてはいけない あの震災の日。

嘗て私の念願であった陸中海岸を南下する車中泊の旅を楽しんだ 翌年にあの震災が発生した。



退職して初めての旅の途中には様々な出会いがあった。







北山崎では崖から見下ろし、浄土ヶ浜を堪能。岸壁の上にある「道の駅みやこ」では車中泊をした。



もし何かの気まぐれで1年早く津波が押し寄せていたら私も流されていたに違いない。

洗車をしてもらったGSの若いバイト店員さん。



大槌町のひょっこりひょうたん島で釣りを楽しんでいた子供達は元気なのだろうか。





車で北上川河畔の国道を上がり、やっと見つけた新北上大橋で対岸に渡った所にあった小学校。通りすがりではあったが一瞬校庭で遊ぶ子供たちの姿が見えた。それが、あの大川小学校だ。

私が走った北上川を津波が駆け上がり、そして大川小学校を飲み込んだのかと思うと、私自身がもしかしたら津波の道案内でもしてしまったのではないかと居たたまれない気持ちになってしまうのだ。

マリンパル女川の資料館では、あまり来客が無いようで実績を上げようと一生懸命説明してくれた案内嬢。シアターまで見せたかったようだが、そんなにノンビリできなかったので断ってしまったのが悔やまれる。





過去の旅日記を見ていると、あの震災が全てを悲しい思い出に変えてしまったような気がしてならない。

記憶を塗り替えるために、もう一度 あの同じ道を辿ると良いのかも知れないが、私には その勇気が無い。

ハワイが待っている・・・・・かもね

そう云えば、昨日 洗濯機から水が漏れると云われた。

すっかり忘れてテレビを見ていた私のところに家内が使用説明書を持って来た。
私に水漏れの場所を見つけて何とかしろと言う無言の圧力だ。

それで仕方無く、先ず給水ホースを点検し漏れを確認。

次に洗濯機を横に倒して排水ホースの詰まりと接続部を確認。

しかし何処にも異常がないと云うことは本体の水循環系統か底の回転翼のパッキンから漏れているとしか考えられない。
そうなるとド素人ではお手上げ。部品もない。
モーターを外して大がかりな修理になるので日数も必要だ。
食事より洗濯を重要視し、朝起きると同時に洗濯機を廻すルンバには耐えられないことに違いない。

だからこの際、新品と交換することにした。

電器店に行ってワンサイズ下のを見つけたが在庫切れ。文句を言いたい所だが何しろ店員さんが可愛い。だから洗濯機よりも店員さんを見つめてしまう。
説明をしながらスイッチを押す手に、手を重ねてしまいそうになった。


午後からは歯科検診。

いつもの歯科クリニックへ行って驚いた。

今は歯科医院が飽和状態で閑古鳥が鳴いている所もあると聞くが、ここは大盛況。待合室が満席。
やっぱり丁寧で優しくてスタッフも細かい所まで頑張っているからだろう。

衛生士さんに、「これだけ混んでいるのなら今年の慰安旅行は きっとハワイだね」と云ったら大喜び。

院長先生だって きっと大盤振る舞いをしてくれるに違いない。

ハワイがダメでも、もしかしたら 北海道新幹線で 東京・横浜なんてのも考えられる。

もう院長先生は今からパンフ集めて計画練るだろうね。


楽しいだろうなぁ・・・・・今年の慰安旅行

鉄腕アトム

ルンバが定期の内科受診日なので運転手。

待っている間に、馴染みの床屋へ行った。

2つある椅子は塞がっていたので、少し待つことになったのだが、散髪中の一人が元職場の2歳上の先輩だった。

後輩の私は何よりも礼儀を重んじるので、丁寧に「お元気でしたか？」と挨拶。

この先輩、昔から頭髪を前川清のようにきちんと後ろへキレイに揃えていたので、散髪中に髪が色々な方向へ引っ張られると別人に見える。

そして、何と白髪染めを始めた。
昔から染めているとは聞いていたが実際に染めているのを見たのは初めてで興味津々。

ギドギドのコールタールのようなものを全体にベタベタ塗っていくと、まるで そう 「鉄腕アトム」みたいになった。

だから礼儀を大切にする私もガマンできずに、「アトムみたいですね、空飛べそうです」と余計なひと言。

先輩は苦虫噛み潰した顔をしたが、床屋のオッサンも奥さんも大爆笑。

隣の椅子が空いたので私の散髪が始まった。

「いつもより可愛くして下さい」との無理な注文にも「はい、はい」と適当に応じてくれる。

奥さんは私の髪を切りながら「結婚して40年以上にもなるのにダイヤの指輪とか買ってもらったことがない」と愚痴をこぼす。

「そりゃ、騙されたんじゃないの？ アノ人に・・・」と隣の椅子でアトムの修復をしているダンナをイジメ、ついにダイヤを買ってあげると約束させた。

アトムは時間がかかるので私が先に終了。

もう一度、「ダイヤを忘れないように」とダンナにダメ押しをし、奥さんの笑顔に送られて少し可愛くなった私は 「お先に失礼します」と先輩にきちんと挨拶し、床屋を出た。

見てはいけないもの

昨日はブログにも書いたように清らかな一日を過ごせた。

もちろん、今日だって心の中は晴れ渡った青空のようだった。
でも 一歩外へ出たら、また霧。今日も霧だ。



車からの泥はねを気にしないでウォーキングできる場所を探そうと思い車に乗った。

途中、市内にある完成間近のインターチェンジを見に行ったが工事の真っ最中で立入禁止。



美原運動公園内も雪が残っていてウォーキングはできそうにない。



仕方が無いので大型書店に入って本を見て周ったが、「あれ」がしたくなった。

書店に入ると「あれ」がしたくなることを その疑問を最初に投書した方の名前をとって「青木まりこ現象」と云うのだそうだ。

青木まりこさんも、自分の名前が こんな使われ方をするのは本意ではないと思うのだが、その現象の原因は未だ解明されてはいない。

それはともかく、トイレへ入って無事に作業を終えてウォシュレットの恩恵に感謝し洗面台で手を洗っている時に その事件は起きた。

ジャージを下げて「小」をしていた男性が私の横に並んだ。
何気なく鏡をチラ見して驚いた。何とジャージを下げたままでアレがコンニチワしているではないか。

私は一瞬目を疑った (マジか・・・ソーセージじゃないのか・・・・)

その男性、アレを洗面台の上に突き出し、手ですくった水をかけて洗い始めた。
そしてシャボンを手に取り・・・・

私は見てはいけない物を見てしまった感覚に襲われ、トイレから逃げ出した。

トイレから出たものの、今見たものが現実だったのか自分でも疑心暗鬼。

いつもカメラを持ち歩いている私でも さすがに隠し撮りはできなかった。
だから、写真を添付はできないけれど・・・・事実だ。

今日も清々しいブログにしようと思っていたのに、「ち●ち●」を洗っていた男の為に
すっかり汚れてしまった。

清らかな音の世界

今日は 5度 プラス5度だ。
屋根の上にあった雪は 豪快な音と共に全部滑り落ちた。

プラス5度で天気が良ければ文句はないのだが、車で走り出してわかった。
霧だ。霧がこの街を覆っている。



視界は150メートル程か？ 信号が・・・・見えない。
霧が色も音も包み込み、消してしまったように感じる。



地元なので信号がある場所は記憶しているのだがフォグランプを点灯しているとはいえ少し怖い。


昼前に陸からの少し強めの風が吹いたからだろうか、その霧が消えた。



気分が良くなってウォーキングに行ってくると家を出たのだが雪解け水で道路が所々冠水していた。

水を跳ねないようにと注意しながら歩くと路傍にある排水溝に流れ落ちる水が、京都にあると云う水琴窟にも似た素敵な音を響かせているのが聞こえた。



( 良いなぁ、流れる水の音 )

心が洗われて 益々清らかになっていく自分を感じる。

「よしっ、今日も頑張って生きるぞ」



雪解け水を乱さないように、さらに ゆっくり歩を進め始めた。

※なんと清々しい日記なのだろう。今日はエッチ度もゼロ。
色々なことを期待している方には物足りないかも知れないが、こんな文章もたまには良いよね。