タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

最後の投票

2021-12-08 07:36:17 | 長女のこと
長女のことを書き綴っていますが、タカ長だけが特別な経験をしたと思っているわけではありません。誰にとってもわが子はかけがえのないものですし、そのかけがえのない子を失う親もたくさんおられます。

その上で今回経験したことをつぶやいています。これからも時系列などは考えないで、その時その時の思いを綴るつもりです。

    

次女が亡くなったのは11月13日です。日付が13日にかわってすぐですから、感覚的には12日の深夜だったような気がします。

その12日に、14日に行われる広島県知事選挙の期日前投票が病院で行われました。

「shihoちゃん選挙はどうするの?」と聞いたら、、、、
「ひでちゃんの選挙だからどうしてもする」と言って病室で投票を済ませました。意識が無くなるわずか数時間前のことです。

ひでちゃんと言うのは、言うまでもなく広島県知事湯崎英彦氏のことです。広島県知事もあの子にとっては「ひでちゃん」だったようです。

    

広島県知事湯崎英彦氏と具体的にどのような接点があるのか、親の目から見るとまったく分かりません。ビジネス上のつきあいがあったのか、単なるゴルフ仲間なのか、そのあたりのことは分かりません。

政治家の名前を書くと邪推される向きがあるかも分かりませんから、ハッキリと明記しておきますが、あの子は曲がったことなどできない子ですから、おかしな邪推など不要なことだけは間違いありません。

それならどうなの、と言われても答えられませんが、平素は投票率の良くない長女が「ひでちゃんの選挙だから」と言って、死の直前に投票したのですから相当な思い入れがあったことは間違いありません。

広島県知事選の期日前投票が長女の「人生最後の仕事」になりました。

このブログが広島県知事の目に触れることは無いでしょうが、湯崎知事の票にはこのような一票があることもお知り頂いて、お仕事頑張って頂きたいと素直に思います。


コメント
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