タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

八つ当たりですが、、、、、、、

2023-01-16 08:44:07 | 日々雑感
私はあらゆる表現の場で匿名に出くわす度にいやな感じがする。匿名は、恐怖政治の苗床となる。デマや社会不安の原因でもある。武士は名のって戦うものであった。
匿名の卑怯さは、自分が傷つかずに効果だけ狙おうという意図の見えすいていることである。(中略)

人間はあらゆる発言に、いささかの責任を持たねばならない。明るい顔で、人前で堂々とものを言う時に、初めてそこに、その意見を持つ人間の、勇気と人格が光をもってあらわれて来る。どんな正当な意見でも匿名を希望する場合には、そこにすでに「効果だけは自分の功績で、それから起こる問題の責任は引き受けない」というカビのように湿ったにおいがする。(曾野綾子)


    

タカ長も筆者のお考えに同感です。タカ長は長年団地の広報紙づくりに関与していましたが、そこでは「匿名希望」の原稿は、曾根綾子と同じような考えで受け付けませんでした。

八つ当たりと言うのはマスクのことです。

    

コロナ禍になって世の中はマスク、マスク、マスク。
気になるのは、例えば人前での挨拶や訓示。その場合でもマスク着用で覆面状態。首相や官房長官は発言するときはマスクを外されていますが、経済界や労働界のトップが発言するときはマスク姿。このような例は数多くあります。
テレビ画面にはその人の肩書などが明記されていても、面識のない人が覆面状態で話していると、匿名で発言されているように見えてしまうのです。

テレビの画面だけではありません。日常の生活の場でも、人前で話すときマスクで覆面状態。コロナと言う名で、人としての責任を放棄しているのではないか。

マスクをして、人前で発言している人を見ると、曾野綾子が言う「匿名のカビ臭さ」を感じて、発言そのものにうさん臭いものを感じてしまうのです。

これはタカ長の八つ当たりですが、でも、マスクをして、覆面状態で発言している人を見ると、その発言そのものにうさん臭いものを感じてしまうのはタカ長だけなのでしょうか?

とか何とか言っても、このブログも「タカ長」と言う匿名で発言しているのですから、偉そうなことは言えませんね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする