人間は、自分がしたいことをしている時が一番幸せです。私は書くことが好きだからそれをやりつづけている。自分の好きな仕事だったら、誰でも定年なんか関係なく、ずっと働きつづけたらいいんです。
主婦なら料理、あるいは洗濯や掃除が好きな方も多いでしょう。いくら年をとっても、何か毎日出来る好きなことがあるはずです。
手先が器用で、いろんな編み物をちょこちょこつくっているおばあちゃんもいます。絵を描くとか書道をするとか、自分の好きなことが才能です。どうせ生きているなら、その才能を育てて下さい。芸術的になかなかのものになるかもしれません。 瀬戸内寂聴
明日は錦の美耶様たちと山口県の大将軍山に行きます。今日の写真はその美耶さまの生まれ故郷、大将陣山に登った時のものです。あそこで生まれ育ったら、オシメが取れる前から登山をしているようなものです。
保育園は標高差300メートル、片道4キロメートルの道を下って、上っての通園。小学校も同じようなものです。そのような育ち方をした美耶さまですから、登山者としてはタカ長のような「ボンボン」とはまったくの別物。タカ長がヒーヒー言いながら登る急登を、美耶さまはひょいひょいと登って行きます。山歩きは美耶さまの「才能」であることを実感します。
タカ長も山歩きが好きですから、寂聴流に言えばそれがタカ長の「才能」だと言えます。ゼニの取れる文章は書けませんが、この程度の文章を書くのは好きですから、これもまたタカ長の「才能」。
寂聴さんの言われるような、その才能を育てることはまでは出来ないかも分かりませんが、どうせなら死ぬまでつづけてゆきたいと思っています。
明日の登山もその美耶さまがタカ長の後を歩きます。トップは出雲の守で、足の弱いタカ長が真ん中。このような登山が出来るのですから幸せです。
三人が三人、山歩きは好きですから、それが三人の「才能」。その才能を生かしましょう、と言ったらタカ長の勝手な言い分になるのかなぁ???