エールフランスでパリに移動。世界には見事な職人技を見せる人がいる、我々が乗った飛行機は今まで何十回と飛行機に乗っているがこれほど見事な着陸は体験したことがない、本当にいつ地面に付いたのかわからない見事な技だった。ブラボー。シャルルドゴール空港からホテルまでタクシーで50ユーロほど、ここでも映画「タクシー」で見るような高速運転。
ホテルには通訳をお願いしていたマリーさんが待っていた。日本に4年間住んでいたというグラフィックデザイナー。赤毛で青い目、小柄な日本語がぺらぺらで助かりました。マリーさんのおかげで楽しいパリとなりました。この日は「世界一と言われるファッションデパート・プランタン」に入っている高島屋の店長と打ち合わせ。私はマリーさんにお願いしてプランタ ン前で私の作品を持ってパリの街中に溶け込んだような写真を撮らせていただいた。彼女の赤毛とバッグの色がマッチしてとても良く似合っている。
プランタンの中をそれぞれにうろついたのだが、油布さんと二人で地下1階の女性の下着売り場に迷い込んだ時はいかにも場違いな気がした。赤、青、黒、きらびやかでセクシーな下着の前で記念撮影をしようと思ったが、ガードマンに捕まりそうなので止めにした。
夕方、日本の工芸品を扱っている店を見学、最初に入った店がひどかった。工芸品というよりは土産物品それも中国製品を日本の物のように見せかけて、店員の態度も最悪だった。「明らかにお前らはお客じゃない」という顔をされた。同じ日本人として情けない、本当にパリまで来ていやな思いをさせられた。