北海道からお客様がやって来た。5月に札幌の東急百貨店での「九州技くらべ」という催しに出店するので、その打ち合わせにわざわざ北海道からやって来たのだ。事前の電話では9日に大分に宿泊して10日に私の工房に来ると言う。「バスに乗って行きます。」というのでびっくりしてしまった。「甘い! それは無茶というものです。」自慢ではないが私の工房は大変な山の中で、バスは一日に2本しか通っていないし、そのバスが通る国道まで2キロもあるのだ。
結局、朝、別府から来る工房のメンバーにお願いし、別府駅で待ち合わせ、乗せて来てもらう事になった。とても気さくな方で待ち合わせの目印に「頭が少し薄いので帽子を被っています。」と言う。ふつう、毛の薄い人はあまり自分から髪の事や頭の事は話さないのだが、この方は冗談交じりでいろいろ話してくれる。「先日、ヨン様かつらを買ったんですよ」とか、「女の人に一番嫌われるのは、髪が薄いことではなくて、耳の直ぐ上から無理やり反対側まで持って行き頂上の薄いのをごまかしているタイプが嫌われるらしんです。」など、聞いていて噴出してしまうような事を仰る。
とても親近感が沸いたので、帰り道、別府が一望できるポイントでミスマッチであるが記念撮影を一枚、 パチリ!