高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

鉄人28号

2007年03月13日 05時29分59秒 | 工房

Ikawayasunori1 我が工房の鉄人28号、「I」さん。元気が体中から溢れている人である。何をやらせても早くて勢いがある。すべてにおいて早い。染色窯を沸かしてもあっという間に沸かしてしまう。漆の乾きもどうしてか?早い。寝る時間も早いが起きる時間も早い。同期の「T」さんが冗談交じりで「夜も早いんか?」と。

先日、その「I」さんが顔を張らして出勤してきた。「どうしたのその顔?」と聞くと、「発電機のプラグをいじくっていた時にエンジンの中のガソリンに引火して顔が焼けた。」と言う。被っていた帽子は燃え上がり、まつ毛も燃えてなくなっている。  聞いているほうがびっくりするが、病院にも行かずオロナインを塗って済ましているという。驚くばかりである。三日前の事故らしいが、もうほとんど何事もないように日常生活を営み、精力的に仕事をして、傷もほとんど再生している。

ちなみにこの「I」さんは竹細工だけでなく、お米も作るし、しいたけも野菜も作っている。おまけに帆船の模型をつくったり、レースを編んだりと色んなことをする、正しく「鉄人28号」である。

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