今回、初めて小田急新宿店に出店したのだが、“ネットを見て来ました”と仰ってくれるお客様が増えた。お客様だけでなく、
先日は突然、「佐渡の本間です」と声を掛けて下さる方がいる。
佐渡の本間さんと言えば、竹工芸の中でも、独特の作風で知れ渡っている本間一秋さん、世界的にも有名な作家である。
本間さんの作品は、素朴な丸竹と緻密な編地を組み合わせた物が有名で、私も大好きな作風である。
来て下さったのは、息子さんの秀昭さんで、ご本人もお父様から素晴らしい技術を受け継ぎ活躍されている日展作家である。
今回は、東京で日展系の集まりがあり、上京してこられたそうだが、ネットで私が小田急に出ていることを知り、わざわざ挨拶に来て下さったのだ。
高名な作家なのだが、そんなことはおくびにも出さず、腰の低い人当たりの良い方で、こちらが恐縮してしまう。
ありがたい事である。
翌日は、長野に住んでいる竹工芸家の「本田聖流」さんが来てくれた。
昨日の、日展系の集まりで、聞いたそうだ。
本田さんとは、20年以上の付き合いであるが、久しぶりにお会いした。
今年で日展入選10回目で日展の会友になったそうだ。
本田さんも、繊細な編み方が特徴の作風で、独特の自分の世界を作っている。
長らく別府に住んで居たのだが、現在は、長野県の松本市に居を移し、創作活動をしている。
久しぶりの出会いに喜び、「次に会う時は長野で会いましょう」と、約束して別れた。
高名な作家が二人も訪ねて来てくれたのも、インターネットの情報のおかげである。
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