高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

困ります!

2014年09月06日 06時33分01秒 | 竹細工

忙しいハイシーズンも終わり、これからは作り込みの時期に入りました。

全国いろいろなデパートに出店していますと、よく修理のバッグを持ち込まれます。
私どもの作品であれば、「5年間無料修理保証」していますので、お客様へ返送するときの、送料のみで修理をしています。
5年以上、経ったものについては、修理代実費を頂いております。

しかし、困った事に、私どもの作品で無い物の修理を持ち込まれて来た時です。

お話だけで、「壊れてしまったバッグを持っているのですが、修理してくれますか?」と、聞かれた時は、
「見てみないと何とも言えません。」と、お応えした後、
「購入された所に相談するのが良いと思いますよ。」と、言っています。

と、云うのは、下手に受けてしまうと、大変な目に合うことが有るのです。

お客様の中には、籐のバッグを持ち込んで来て、「治して下さい。」という方が居たり、山葡萄の篭を持ち込んでくる方も居られます。
私たちから見ても、「如何して、竹と山葡萄の違いが判らないのだろう?」と、思いますが、お客様にしてみれば、「篭は篭」一緒なんですね・・・・・(;^_^A

先日も、こんなやり取りがありました。
持ち手の所や、縁の所が傷んだ篭を落ち込んで来たお客様、バッグを見てみると、中国製の竹のバッグでした。

何時もの様に、
「購入された所に相談するのが良いと思いますよ。」と、お応えしたのですが、
「何とかして欲しい。」と、仰る。
しばらくやり取りをした後、やはり、本当の事を言った方が良いと思い、
「このバッグは、国産品では無いので、うちでは直せません。」と、言った途端、顔色が変わりました。
「え~~、これは大分の篭だと言ってましたよ!」

「へぇ~、そうですか。」

「もう良いです!」と、怒って帰って行かれた。

何でも鑑定団で、自信満々で100万円の自己評価価格を付けていた人が、1000円の判定を受けた時の様な気持ちなのだろうか?

如何して、私が怒られなければ為らないのか!
中国製品を、国産の作品と偽って売っている、あいつの性で、竹製品自体の信用が失われてしまって行く!

困った物です。

本当の事を言うより、
「これは、私どもの作品で無いので、お受けできません。」これだけで押し通した方が良いのでしょうか?

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