高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

石窯作り 9

2012年05月04日 07時15分51秒 | ログハウス

先週に引き続き、ゴールデンウィークは石窯積みだ。
今回は、長男坊も大阪帰省してきたので、久しぶりに家族がそろった。
おまけに、長男坊の友人、自称「レンガ職人見習い希望」の梅田シュウ君と、彼女のアンミちゃんも参加!

Cimg8155 手前の変な頭が長男坊クルム、その隣が
レンガ職人見習い希望のシュウ君、後ろに私と次男坊シンラである。

この日は、何をしたのか?と言うと、耐火レンガで作った石窯を、雨風が当たらない様に、覆いつくす外壁の赤レンガを積む作業である。
それと、石窯横に併設して作るバーベキューコンロの土台を積み上げる所だ。


Cimg8112 アンミちゃんも、麦わら帽子を被って一緒に参加しています。
「面白いかい?」と聞いてみると、
「ディズニーランドに行くより、面白い!」と大喜び。
若い子達にとっては、こんな作業が、興味はあるけど、自分が参加することなど出来ないと思っているので、随分楽しいそうだ。

今回、大活躍したのが、
Cimg8085 この「レンガ目地製造装置」

先週レンガを積んだ時、レンガとレンガの間に、モルタルを置くのだが、均一な分量を置くことが難しい。手慣れた左官屋さんなら、綺麗に均等に置いて行くのだろうが、なんせこちらは素人なのだから、
そこで、コンパネを2枚打ち付け、目地の広さの隙間を作った。隙間にモルタルを入れ、コンパネの厚みに揃えると、広さといい、厚さといい、分量が揃った。
実に簡単な道具であるが、これが本当に重宝した。
経験が知恵を呼ぶのである。
頭の中で考えているだけでは、こういった道具は思い浮かばない。
苦労してこそ、不便を感じてこそ、道具は作られてくる。

みんなの協力のお蔭で、ここまで進みました。

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