でっかい顔見っけ、画面に入りきらない大きさ。いつもほっぺの中に食べ物を入れているように膨らんでいる。食べることに本当に貪欲な男だ。東京に出てくると必ず会う男がいる。25年来の付き合いだ。自称「焼肉好きの翻訳家」。彼との付き合いは私が20代の時に焼肉店店長をしていた頃のアルバイト生である。彼が大学院の時は2年ほど私のアパートに間借りしていた。食べる時にこれほど幸せそうな顔をするやつも珍しい。「顔中で食べる」というような表現がぴったりの男である。今回も彼が新宿で美味しいといわれる焼き肉屋を探してきた。「新宿ホルモン」お店のドアが冷凍庫の扉になっていてその扉を開けると煙に満ちた店内が広がってくる、ホルモン関係しかなくてロースとかカルビ、いわゆる一般的に焼き肉と呼ばれるお肉はないそうだ。しかし、残念なことに満席で入ることが出来なかった。お腹がもう完全に焼き肉モードになっているので他の料理を選択することが出来ず、近くの焼き肉屋に飛び込んだ。いきなり飛び込んだ割にはまずまずの品そろえとお値段のお店であるが、もう一押しのパンチがない。 最初から最後まで箸を離すことなく食べ続けた彼はどこのお店に行ってもお肉を前にすると満足げだ。「網の上に絶えずお肉が乗っていないと不安になる」と言いながらどんどんお肉を乗せながら、半焼きのお肉をほおばっていく。食欲は生きるエネルギーに比例しているといつも思わせられる男である。次回は必ず新宿ホルモンに挑戦だ。
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